タンピンカンリ 他一題

◇単品管理

 昨日は楢崎商人塾の第5講「品揃え」でした。
小売業における業容の位置、業容における品揃えの位置をトップダウンで説明、アイテムシート、アイテム管理まで。

 実際の現場の取り組みとの関係。
我が繁盛店づくりは、創業ではありません。
業容現状見てのとおりからのスタートで、現場で問題を発見して「解答」を仮説、実行して結果を評価する、という取り組みの連鎖で業容を転換していきます。キーワードは「高いレベルでのバランス」です。
品揃えについても、トップダウンではなく、適正陳列という当たり前のことからスタートします。

 講義では「単品管理」の伊勢丹流とセブンイレブンの違いを説明、新宿店で成功したと言われる手法が他店、他企業ではなぜ定着しないのか、また、セブンイレブンのそれがイトーヨカドーに移植できないのはなぜか、を説明したりしました。
単品管理は、その昔、米国のGMSのマーチャンダイジングシステムの一環として開発されたもの、体系を理解していないと木に竹を接ぐ話になります。

 GMSといえば、シアーズが大規模な業容リニューアルに取り組んだと見学に行ったことがありまして、それまで自社製オンリーだった白物家電に仕入れをはじめたことなどが話題でした。
ショーウインドには水着がディスプレイされ「若返り」がアピールされていましたが、店に入っていくのは高齢者ばかり、唖然としました。
最近、日本橋のお店を見て思い出したことでした。

 今日の教訓:

“品揃えの不備を単品管理でカバーすることはできない。”
韮崎のみなさんはよくご理解いただいたことと思います。


◇ 売り場の問題

 業容の原則。
品揃えの問題をサービス、環境の改善でクリアすることはできない。
サービスの問題を品揃え、環境の改善でクリアすることはできない。
環境の問題を品揃え、サービスの改善でクリアすることはできない。

 ということでありまして、「売れない」という業容すなわち売場の問題を企業規模の拡大や管理組織の改革で解決することはできません。
にもかかわらず、ひたすら違う問題に取り組んでいる業界は、直面している問題の難しさというより、その問題解決能力という基礎体力大きな欠陥があるのでありまして、これはおいそれと解決することができません。
早い話、本当に解決すべき問題が分かっていないのではないか、ということですね。

 ということで。
業容に関わる問題を業容以外の分野の取り組みで解決することは絶対にできません。
売り場の問題を売り場以外で解決することはできない。
のであります。

 もちろん、商店街立地の中小小売店が直面しているのも業容・売り場の問題でありまして、これをですね、店前通行量の増大などで何とかしようというのは、何十年も前から破産が証明され続けていることですが、相変わらずの状況を見ますと、規模を問わず小売業界の基礎体力の不足不備はまんべんなくいきわたっておりまして、したがって、適切な処方が提示されてもそれを評価して受容するという最低限の能力にも?を付けざるを得ない今日この頃、ですね。

 そろそろ腰を上げないと座り込んだままで最後を迎えることになりますが。

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