業容転換・原則

 ご承知のとおり当社流商人塾は、品揃え・接客サービス・内外環境すべて現状見てのとおり、というところからスタート、
①計画は作らない
②出来ること、急を要することから着手する
③新規投資は考えない、計画中の投資は見合わせる
④取り組みは細切れに
⑤失敗と分かった試行は元に戻ってやり直す
⑥試行の成否はお客の行動で判断する
などが基本です。

 ちなみにこういうアプローチで実現をめざす「業容転換」の目的は言わずと知れた「繁盛」の実現。
繁盛とは:
1. 繁盛が必要な小売店が
2. 業容転換に取り組むことで
3. 取り組む前には考えられなかった収益増を実現し、
4. 日々の業務を推進することで安定好いた成長コースに載せる
5. 新規投資の資金確保が可能になる
6. 不動産の資産価値が向上する
7. 後継者問題に前向きに取り組める
といった情況が生まれることです。
凡百の「賑わいづくり」などとはまったく違った、正真正銘の繁盛を実現するものであることをしっかり確認してください。

 取り組みにあたって、大事なことがもう一つありまして、それは
⑦今の売り上げを落とさない、今のお客を大事にする
ということです。

 繁盛店づくりについてありがちな理解では、「業容転換」という言葉から「業容」を一から設計し、計画的にその実現をめざす、というように理解する人もいますが、とんでもない間違いです。
そもそも計画とは、“今の力量に将来を従わせよう”ということですから、素直に今の力量を考えればとても転換計画を立て流・実行する力量は持っていない、と自覚することが大切です。

 計画的な取り組みをすると何が起こるか?
「客数減」が発生するおそれがあります。
一挙に業容を転換すると何が起こるか?
①従来からの愛顧客から“私の店じゃなくなった”と評価される可能性がある
②新たに計画~実現する店舗の業容は認知度が低く、ターゲットに考えている客相が“お試し来店~評価”というプロセスで愛顧客が増えていくには時間が掛かります。

 ①、②が一緒に起凝ることで何が起こるか?
客数減、売り上げ減ですね。この時期、一度落ちた売り上げを元に戻し、さらに上澄みしていくということは容易ではありません。
まして、現在の力量で作った「計画」が「失敗作」だったりすると取り返しがつきません。

 取り組みにあたっては、“業容転換だな、よし分かった”と早とちりしないこと。
お客に“店がすっかり変わった”を感づかれるような変化は起こさないことが肝要です。
お客に気づかれるのは“あれ、お店の一部が変わったみたい”くらいがいいのです。
毎日少しずつ変えていく、お客が気づかないうちに「売場」が、お客にとっての「ショッピングの場」にどんどん変わっていく、というのが当社流業容転換ですね。

 計画を立てるのは、計画立案~実施~評価というPLAN~DOーSEEのプロセスを上手くこなせる基礎体力が付いてから。
業容転換の取り組み、もう一度確認しておきましょう。
①計画は作らない
②出来ること、急を要することから着手する
③新規投資は考えない、計画中の投資は見合わせる
④取り組みは細切れに
⑤失敗と分かった試行は元に戻ってやり直す
⑥試行の成否はお客の行動で判断する
⑦プロセスを通じて売り上げが落ちないように留意する。

 以上、商人塾に限らず、商店街立地で繁昌再生に取り組む人は必ず心掛けるべき基本を書きました。

コメントの投稿

非公開コメント

有限会社クオールエイド
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ