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百貨店・活性化への道

西日本新聞 6月16日
岩田屋 完全子会社化 16日決定 三越伊勢丹HD 取締役会を開催 福証上場廃止へ

※引用スタート※
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は16日の取締役会で、傘下の伊勢丹が51%出資する岩田屋(福岡市)の完全子会社化を決定する。岩田屋も同日の取締役会で同HDの完全子会社になることを決める。岩田屋は1949年から60年間、福岡証券取引所に株式上場しているが、完全子会社化に伴い上場廃止となる。

 同HDは、新株と岩田屋株を一定比率で交換する「株式交換」で全株を取得する。岩田屋は16日の取締役会の決定を経て8月にも臨時株主総会を開いて承認を得る。出資比率が高い地場企業も承認の方向で調整中とみられ、総会後に完全子会社に移行する。

 同HDは、地元に密着した地域事業会社として営業基盤を強化するため、2010年4月に分社化する傘下の三越の支店、福岡三越(福岡市)と岩田屋を同年中に統合させる計画。完全子会社化で意思決定を迅速化し、統合への布石とする。統合後も岩田屋と三越の店名や拠点は現状のままという。

 伊勢丹は、岩田屋が経営難に陥った02年に資本参加。福岡銀行や九州電力など地場企業も出資し、経営再建を共同で支援してきた。長年、無配だった岩田屋を地元関係者が支援してきた経緯も踏まえ、株式公開買い付け(TOB)ではなく、グループとの出資関係は維持される株式交換を選択。同HDの増資による既存株主の利益低下も軽微と判断した。

=2009/06/16付 西日本新聞朝刊=

 幾度繰り返してきたことか・ですが、こういうことをしたからといって百貨店が活性化することはありません。
地殻大変動期、百貨店の存在意義をどこに見いだし、現在ありのままの業容から、存在意義を発揚出来るポジションへどう異動していくかということでありまして、当社が提唱する「小売業活性化への道」は百貨店においてもそのままそっくり該当するのであります。

百貨店活性化への道:
①コンセプトを作ったり
②計画を立てたりすることなく
③お金を掛けず
④出来るところから「なし崩し」的に取り組み
⑤上手くいかなかったらやり直す
という取り組みでないと新しいポジションに至ることは出来ません。
もちろん、この間売り上げは落とさないことが肝心です。
きちんと取り組めば、速効で売り上げが増えること確実です。

 合併などで売場外の組織をいじったりというのはこの時期の戦略的な課題ではありません。
「ラグジュアリィ」を理解して、その方向で業容を作り上げていく・仮説~試行が百貨店活性化への最短距離です。

 百貨店創設当時、その使命=事業機会は上流階級のライフスタイルのブルジョアジー(中の上)へのトリクルダウンだったわけですが、その図式を今現在に移せばどうなるか?
ということをしっかり考えると答えが見つかります。

 あらためて、参考図書をば:
①鹿島昇『百貨店を発明した夫婦』
②ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』
③ヴェブレイン『有閑階級の理論』
④ポール・ファッセル『階 級』
学生時代に戻って勉強してみると方向について得るところがあるはずです。何しろ「成功事例」はないのですから自分で切り開いていく以外に方法はありません。
ただし、イの一番にスタートした人・店には試行錯誤という特権が与えられます。

私見では百貨店には創業以来の画期的な事業機会が現前しています。頑張ってものにしてください。

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