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定額・商品券事業の総括

 売り出したらすぐ売り切れた/なかなか捌けず売り出し期間を延長した、などと報道されていますが。

 何ごとによらず、事業は事業に先立って認識されている目的を達成するために取り組まれるわけでありまして、事業の成果は事業が終わってから明らかになる。
「商品券発行事業」も例外ではありませんから、その成果は、完売まで幾日掛かったか、とか、商店街でどれだけ回収できたか、とか、刹那的な話は些末なことですね。

 肝心なことは、商店街の活性化を目的とする取り組みですから、“商品券を発行したところ、これを契機に商店街にお客が戻ってきた”という成果が得られないとダメですね。

 何かのきっかけで来店した人を継続して買い物に来てくれる=得意客にするには、お客に“このお店はわざわざ買い物に来る価値がある”と評価されることが絶対条件です。
「商店街活性化」という目的を前提にこの事業を考えると、
①お値打ち価格で商品券を発行する
②商店街での買い物への使用を訴求する
③来店した一見客を「得意客」に仕立てる
という取り組みになります。
中でも③が極めて重要なプロセスですが、そもそもシャッターの内側についてはアンタッチャブル、不可触であり、誰も口出ししてはならない、という暗黙のご了解のもとに取り組まれる商品券ですから、個店の「業容」については旧態依然のままでの取り組みであることはいうまでもありません。
 
 ひょっとして商品券&イベントに釣られて来街・来店した一見さんがいたとして、この人は来街・来店目的である「商品券の費消」を達成すると業容の吟味などはもってのほか、一目散に帰っていきます。両者の関係は旧に復帰してしまい、相変わらずのたたずまいが戻ってくる・・・。
満を期して取り組まれる大イベントとまったく同じです。

 商品券の取り組みは、通用期間が終わった後、これからの商店街にどのような効果が残ることを期待して取り組むのか、ということをしっかり考え、期待する成果が残っていくような取り組むに市内となんの役にも立ちません。
各種イベントとまったく同じです。

 商品券の取り組み、やがて「総括」の時期を迎えますが、その時はきちんと、
①この事業の目的は何だったか
②目的に照らして企画内容は良かったか
③期間終了後のお客の実際の動きは満足できるか
といったことをテーマにしっかり取り組んでいただきたい。

 あるべき総括は、
①この事業の目的は何だったか・・・特に考えていなかった
②企画内容は良かったか・・・・・・目的不在でなんとも言えず
③お客の動きに満足か・・・・・・・ぜんぜん
ということに成るはずですから、これを踏まえて
「これからの活性化事業の取り組み方」について、侃々諤々、今後はよく考えて、“事業終了後に成果が蓄積される”ような取り組みをしていくことを決意すること。
 これが「商品券事業」のあるべき総括、もって今後の教訓に出来れば、コストは高かったものの、無駄にはなりません。

 従来の事業と同じく、「総括」抜きで幕を引くようではせっかくの取り組み、禍根を残すことになりかねません。
どちらさんもどうぞそのつもりで今から総括の準備をお奨めします。もちろん角が立たないようにW
総括については、いずれWeb上で発表されることもあるでしょうから、楽しみ?にします。

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