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中心市街地・商業機能の活性化

 目下ご承知のとおり、【都市経営】でズバリ「一から出直す中心市街地活性化」と題して、商業機能の活性化についてあらためて考えています。

 中心市街地の主要な都市機能と言えば、誰がどう考えても「小売商業」でありまして、中活法のスキームで中心市街地活性化に取り組むということは、とりもなおさず、中心商店街の活性化に取り組むことを意味します。もちろん、都市によっては商業機能以外の都市機能が結構な比重で立地している場合もあるでしょうが、だからといって、“非商業機能の活性化”を商業活性化と同列に扱ったりしてはいけません。
取り組みは必ず「小売商業の活性化」をメインに据えること。
あれこれと「集客施設」を設置、集客したお客を旧態依然たる商店街に回遊させる、という筋書きは必ず失敗します。たとえ集客施設が成功しても、その結果として商店街が活性化するということは無いのです。といっても信じられない人には、事例を紹介しますのでメールをどうぞ。

 商店街活性化のキモは、“郊外型商業施設全盛時代”にもかかわらず、お客がわざわざ買い物に来ずにはおれない「買い物の場」として再構築すること。これ以外の「活性化策」は、“小売商業を活性化する”という目的を達成することはできません。
もちろん、当サイト常連の皆さんには先刻了解されているところですが、了解されている割には「正真正銘の活性化」への取り組みが遅々として進みませんね。どうしたことでしょうかW

 さらに念を押しておきますと。
郊外型商業との競合あるいは棲み分けもさることながら、さらに重大な問題がありまして、この時期に“商店街を活性化するぞ”といったとたん、“百年に一度の大暴風雨”ならぬ、中心商店街発祥以来、いや、小売商業始まって以来の大転換期を乗り切っていくことが要求されるわけです。

 大転換期とは何か?
1980年代後半から顕著になっている、
○もの余り・・・メーカーにも問屋にも小売の店頭にも、もちろんお客の家の中にも。
○店あまり・・・商店街にも郊外にもネットにも
○人あまり・・・メーカー・問屋・小売を問わず
という状況です。
さらに
○金余りという条件がありまして、リアルでの行き場がないお金はバーチャルに向かい、結果としてバブル~破裂となるわけです。
ちなみに、「緊急対策」もリアルでの還流出来ずにまたしてもバーチャルに向かい、またしてもバブル~破裂を起こします。

 今どきの商店街活性化とは、こういう状況のまっただ中において、空洞化著しい中心商店街をあらためて「ショッピングの場」として再構築することを意味します。
その他の理屈はウソ・デタラメ、いくらお金と時間をつぎ込んでも“中心市街地を中心に地域でお金が回るようになる”ということは実現できません。

 商店街を活性化するということは、“百年に一度の大暴風雨”の真っ最中であるにも関わらず、活性化に取り組んだ個店の中から繁盛する店が増えてくる、ということを意味します。
逆に言えば、こういう時期にも関わらず、否、こういう時期だからこそ、取り組んだ個店は繁盛するようになる、というのが「商店街活性化」ですからね。

 “百年に一度の暴風雨”にしてやられた、暴風雨さえ来なければ活性化できたのだが、というような弁解があちこちで聞かれるようになるわけですが、暴風雨の有無に関わらず、「商店街活性化」という課題は厳然としてあるわけで、泣き言を言えばなんとかなるものでもありません。

 わが商人塾では、“百年に一度の暴風雨”を大転換の時代・“三点セットの環境の変化”としてきっちり把握しています。
ポスト工業社会=時間堪能型社会への転換期こそが“大暴風雨”なのでありまして、転換期が見えない人には暴風雨ですが、見えており、かつ、適切な対応が分かっている人にはそれこそ「百年に一度」どころか文字通り千載一遇のチャンスなのです。

 と言うことで。
次回の“基本計画の中間総括”にあたっては、「百年に一度の大暴風雨にしてやられました」などというでたらめな総括をしなくて済むように、しっかり「繁盛店づくり」に取り組んで行きましょう。
この時期に売り上げが上がっていくのが正真正銘・ラグジュアリィ志向の業容革新、活性化への唯一の道です。

 よろしいですか、ほかの道はぜ~んぶ邪道ですからね。
住む人来る人を増やすなどという邪道を歩いて正業が繁栄することはありません。
基本計画の既定路線、取り組んでいけば暴風雨にめげず繁盛店が増えていくのか行かないのか、あらためてじっくり考えてみては如何でしょうか。

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  • Author:進化する売場研究会
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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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