FC2ブログ

自衛隊「機関紙」 『朝雲』の記事二つ

週刊「朝雲」

ウイキによれば
“朝雲新聞(あさぐもしんぶん)は、防衛省・自衛隊関連のニュースを主とする日本の新聞。発刊当初はタブロイド判で月2回発行だったが、間もなく旬刊となり、発刊翌年からはブランケット判で毎週木曜日に発行される週刊紙となった。朝雲新聞社発行。”
“公称25万部の発行部数の一部は部外で購読されているが、大半は防衛省共済組合を通じて自衛隊内で購読されていることから、防衛省・自衛隊の機関紙的な色彩が強い。紙面内容は防衛行政から自衛隊の訓練、行事、人事、装備、評論、隊員の所感文など多岐にわたるが、特に災害派遣や海外での「PKO」活動、軍事関連の法制などは一般紙に比べ詳細に報道されている。”

 ということで、マスコミのポジションが判定しやすいコラムを紹介すると:

■その一
『時の焦点 <国内>』2009/4/2付
「情けない民主党の対応」 南風 太郎 (政治評論家)

西松建設献金疑惑
 民主党には今でも期待している。
 日本の政治に染みついた澱を洗い流して国の仕組みをリセットし、国民の政治への期待感を高めていくためには、やはり、政権交代が可能な政治システムを育てたい、と思うからだ。
 しかし、小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件での民主党の対応を見て、嫌気がさしてきた。
 小沢代表が辞任しないことの是非を云々しているのではない。
 それよりも、疑惑の渦中にある小沢氏に関する民主党議員の言動とその変遷を見て、この党の多くの議員に染みついている狡猾さ、計算高さ、リスクを取ろうとしない日和見主義、大衆世論への迎合主義、大舞台で喧嘩ができないひ弱さ、等々を改めて感じ取ってしまったのである。
 3月27日、小沢代表は党の参院議員総会と代議士会で、自らの事件について陳謝し、代表続投を求めて了承された。
 小宮山洋子氏など続投に異論を唱えた議員もいた。しかし、こうした中堅若手グループの異論が表面化したのは、メディアの世論調査で民主党の支持率が下落し、衆院選勝利に黄信号が灯り出してからだ。
 事件発覚当初は、もごもごと様子見をしていたくせに、世論調査の数字が出たら、それを錦の御旗にして騒ぎ出す。政治家としての信念はどこにおありか。
 「小沢降ろし」が民主党内で大勢にならない背景には、民主党議員の幾重もの「計算」が透けて見える。
 ベテランや旧社民党勢力は、小沢氏が退場したら、保守系中堅の岡田克也氏らが再び台頭し、自分たちの党内権力が脅かされるのではないかと恐れている。
 中堅若手も、「小沢続投で多少の傷を負っても、衆院選で政権交代が可能な程度に踏みとどまれるなら、ここで喧嘩をするのは損だ」「小沢は世論に追い込まれていずれ自分から辞めるだろう」「衆院選で政権が取れなかったら小沢のせいにすればいい。その後は自分たちの時代がくる」などと目論んでいる。
 普段は立派なことを言っているのに、いざとなると、体を張って守ってくれないインテリの優等生。そんな集団に、日本の針路を託して本当に大丈夫か。
 利権誘導で多少あこぎなまねはしても、党内で直情的な権力闘争をやっている自民党の方が、やっぱり活力はあるんじゃないか。
 いかんいかん。そんな悪魔のささやきを聞いていたら、「政権交代可能な2大政党制」はまた遠のいてしまう。
 というジレンマを、国民は感じているのではないか。
 「小沢か反小沢か」で離合集散を続けた日本政治は今、一つの節目に近づいている。ここらで新たな政党再編への道が開けてくるのだろうか。

□takeoのコメント

 あまり違和感のない論調で最近の全国紙などよりよほど読みやすいのですが、どうでしょうか。
 民主党のていたらくはまったく書かれているとおりでありまして、「右顧左眄」は同党の抜きがたい性格でしょうか。任期が押し迫るなかで弁護士資格を持つ代議士などが“法律論議はともかく、代表は進退を決せよ”といった議論ならぬぼやきを党内論議ではなくマスコミを通じて、未だにたれ流しているのは醜態の限り。党のガバナビリティが問われる事態。

※小沢代表の辞任で、反小沢派の鼎の軽重が問われることになりました。

■その二
『朝雲寸言』2009/4/16付

 4月7日付読売新聞に、元陸上自衛隊西部方面総監の村松栄一氏の寄稿が掲載された。その中で氏は「田母神論文」について、大きく二つの点をあげて批判している。第一に、田母神氏が「日本が侵略などしたことのない『良い国』であることを否定すれば、自衛官が国防に命をかけることはできない」と主張するのに対して、それでは、歴史の評価が定まるまで国防ができないことになる、と批判する。さらに、今日の日本は道徳が退廃し、守るに値する「良い国」でないと思えば国防は成り立たないと述べ、国防の根源は「歴史」ではなく、自らの国は自ら守るという民主主義の原理だと説く。かつて、自衛隊反対の相手に向かって、「自衛隊反対を含めて国民の自由を守るのが自衛隊だ」という自衛官の声を聞いたことがある。競争万能、格差社会の風潮の中で、我々は、批判者を敵視する善悪二元論に陥っていないだろうか。反対者も国民である以上、守るのは自衛隊の任務だ。村松氏があげる第二の点は、組織のトップが進んでルールに反し自説を展開したことだ。氏は、組織人たる以上発言に制約があるのは当然で、自由に発言できないのは自衛官だけではない、と言う。陸士59期出身の村松氏の所論には、民主主義下の軍人の根本的な人生観が見て取れる。政府は、田母神問題に関し「ルール違反」のみを重視しているが、「軍人」のあり方を考える必要はないのか。

□takeoのコメント

 もともと問題となった田母神氏の言説は、私が持っている自衛隊のイメージとは大変かけ離れたもので、違和感を禁じ得ないものでした。ほとんど時事関連のコメントはしない当欄であえて取り上げた次第ですが、自衛隊内部でも極めて「浮いた」言説であることはこのコラムからも明らかです。

 自衛隊にも個人的には論調があることでしょうが、「機関紙」を見る限り、かねてのイメージとの間に齟齬はありません。発言に対してはいちはやく陸・海の幕僚長が批判していたようですし。

 二、三つけ加えておきますと、
“わが国は侵略国家ではない”という氏の発言ですが、侵略国家か否かという問題の立て方は一部「保守」を標榜する人たちに特徴的なレトリックです。
論争は過去において侵略行為を行ったか否かということをめぐり、個別具体の政治・軍事行動が論じられるわけで、世の中に氏が言うような「侵略国家」とか「非侵略国家」といった区分をする人は、いたとしても・特定のレトリックを駆使することで特別の目的を達成しょうとする下心がある人たちだけですね。

 氏の「騙された・史観」は、氏が尊敬してやまないであろう先輩たちに対して「蒋介石やルーズベルトに騙されてしまった程度の人たち」と指弾していることになるのではないか。
騙されるレベルの人が指導者に選抜される体制がなぜ「誇りに足る」のか、といった疑問も生じるのではないか。
氏の史観は、典型的な自虐史観ですね。

 問題は、氏のような発想力を持つ人が航空自衛隊のトップに上り詰める「システム」が発動したことでありまして。

 田茂神氏のキャリアからして、この人事は政治主導では無かったのかという疑念もあるわけで、民主党は“これからは政治主導だ”といっておりますが、かつ民主党内の内輪もめの内容を合わせ考えますと、政治家が権力を握れば万事上手く行く、かのような言説の信頼度も限りなく不透明。
 自民党はといえば相も変わらぬ“選挙目当てのばらまき”だそうですが、本音は“わが亡き後に洪水よ来れ”と、どこかの王様気取りかも知れません。

 いずれにしても「百年一度の暴風雨」に追い打ちを掛けることにことになる政治の錯乱は当分続くことになりそうです。「百年に一度」といいつつ、どこの・何が・なぜ、「百年に一度」と言われるのか、まったく理解されていないのではないか。

 自営業者はいっそうの自衛策が必要ですが、商人塾などで方向と方法を掴んだ人たち以外、プレミアム商品券その他で荏苒嵐をやり過ごそうとして目論んでいる人たちが太宗を占めている状況をなんとすべきか。
この間も「百年に一度」はあらゆる領域でさらに波及し続けています。

コメントの投稿

非公開コメント

相互リンクのご依頼

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/self-defense-force-official/

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/self-defense-force-official/link/register/
今後ともよろしくお願い致します。
U3E7YV1u
-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ