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自分のアタマで考える・「啓蒙力」の強化

 解決すべき問題の解決策を自分のチカラで決定する、というのは当社・当サイトの一貫した通奏低音です。ご承知のとおり。
ちなみに、啓蒙=蒙を啓くとは、続に理解されている・「間違った考えを正しい考えに変える」とか「進んでいるものが遅れているものを善導する」と言うことではありません。
あくまでも「自分のことは自分のアタマを使って自分のチカラで決定する」と言うことでありまして、それ以上でも以下でもありません。この点、とくにわが国においては啓蒙といえば猫も杓子も「進んでいるものが遅れているものを善導する」という意味で理解し、信じられ、そういう立ち居振る舞いが横行しているのでくれぐれもご注意。前の記事関連で言えば、とくに転換期、とくにこれまで常識とされてきた知識に?がつく時代・状況においては気をつけないと“これからはこれが正しい”というお為ごかしにだまされたりします。

 昨日は錦通り商人塾でしたが、講義のなかで“商業者にとって「自分の頭で考える」ことはなぜ必要か”を強調しました。
お役人も会社のエライさんも、組織に所属し賃労働者である以上、「自分のアタマで考える」ことはなかなか許されません。強行すると排除されたり、そこまで行かなくても組織に参加した目的の達成に障碍が生じたりします。

 この点、商業者を代表とする小規模零細企業者は、「自分のアタマで考える」ことをポジション的に共用されているのでありまして、そういう意味ではスタート時点の資本主義をもっとも受け継いでいるのは小規模零細独立自営業者です。

 自分のアタマで考えることを放棄しては、とくにこれからの世の中では存続することが難しい。あらためて「自分のアタマで考える」ことがなぜ必要か、どうすれば「考え」に磨きを掛けることが出来るか、といったあたりについて吟味する、「考えること」や「知識」についての知識に磨きを掛けることが必要です。

 「自分のアタマで考える」という意味での啓蒙については、なんと言っても大哲学者・カントさんの
『啓蒙とは何か』が基本図書でありまして、その必要性および啓蒙力の鍛え方について誤解の余地無く説明されています。
未読の人はこの機会に一読されると一生の財産です。

 ちなみに当サイトでは依然同書に取り組んでいます。
『カント『啓蒙とは何か』を読む』
未読の人はこちらも是非読んでみてください。

 啓蒙力をどう磨くか。
カントさんはまず「批判力」を鍛えることが大事だと言っています。
「自分で考える」を実行するにあたって大事なことは、「これだけは間違いない」と思われることを基礎に据えてそれを基礎に知識を積み上げていくのではなくて、自分が既に持っている・世間に流布している・これから新しく手に入る・諸々の知識について、「自分のチカラで吟味する」チカラをつけることです。

 ちなみに「啓蒙力」とは今日思いついた言葉ですが、「自分のアタマで考える」作業をスムース、的確に行うために必要なチカラです。
その第一は「批判するチカラ」。

啓蒙にはなぜ「批判するチカラ」が必要か?
というあたりを考えるとホントにチカラが付いてきます。
さしあたっての参考書:
カール・ポパー『客観的知識(木鐸社 1974年)』は基本中の基本です。

 当記事、論点を満載しました。
「転換期」を乗り切っていく必須課題として【理論創発】で逐次取り上げていく所存です。
おつきあいいただくと「自分のアタマで考える」チカラがどんどん付いていくかも知れません。

※「啓蒙力」について
 yahooで検索してみたら既出でした。
ただし、俗流のとおり“他人を善導する能力”という意味の「啓蒙“力”」でした。
当サイトでは、啓蒙力=自分のアタマで考えるチカラを錬磨していく能力、という意味で使いたいと思います。
よその使い方とは違いますのでご留意のうえ、「啓蒙力の強化」に努めましょう。

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