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定額給付金異聞

 昨日、何の気無しにプレミアムアウトレット鳥栖に出掛けました。オープン当初からすると価格はこなれており、正規ルートの三割程度で提供されているケースも珍しくありません。
ブランドの定価五万円のハンドバッグが、一万五千円ですからピッタリの商品が見つかればたまりません。

 とある婦人服ショップで何となく聞こえてきた六十代とおぼしき女性グループの会話。

“ちょっと贅沢だけど定額給付金で買っちゃうわ”
“あなた、この前もそう言ってたわね。いったい給付金っていくらもらったのw”
“アハハハハ”

 ということで、給付金はAIDCAプロセスの最終段階の後押しになっているようでした。あり得ることですね。
マスコミは不況話ばかり、“百年に一度の暴風雨”と聞かされるとショッピングにも言い訳が必要だったりします。
定額給付金、誘い水としての効能効果があるようですが、もちろんこれは買いたいアイテムが目の前にあっての話です。

 そもそも売場に「買いたくなる商品」が揃っていれば、「買い控え」「消費不況」に突入することは無かったわけで、誘い水としての定額給付金の効能効果が発揮されたのは極々一部のお店だけ。

 給付金の行方はどうなったか?
これは振り込みに使った通帳の性格によって決定されますね。
①各種引き落とし用の通帳の場合:通常所得と同じくなし崩しに支払いへ
②貯蓄性向の通帳:そのままお預け

 定額給付金が小売店の活性化につながるには、新しい消費、新しい「買いたくなる商品」の提供が前提です。
一部を除いて新しいショッピングを体験できる機会が提供されていないのですから、給付金の効果は知れています。
対案として出ていた日々の生活に困っている人たちに重点的に給付する、というほうが福祉・経済両面からベターだったのではないか、とあらためて感じた次第です。

 アウトレットは、ユニクロ、しまむらなどでファッションの楽しさを自覚したニーズの受け皿としてこれからますますお客を集めるのではないでしょうか。
ユニクロで定価三千九百円のジーンズを買うか、それともアウトレットでブランドプロパーの商品を同じ価格で入手するか、という選択肢があります。SCで一万円ぽっきりのハンドバッグを買うのか、アウトレットでブランドのプロパー商品、定価五万円を一万五千円で買うのか、ということですね。

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