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年度替わりの一服状態

 年々歳々。お役所の年度替わりに合わせて、中心市街地活性化、商店街活性化の取り組みも一服、というのが例年の慣わしですが、もちろん事態はそんな悠長を許すものではありません。
お客の買い物には年度替わりなどは関係ありませんから、“顧客指向”をめざすなら、年度の変わり目などには関係なく、活性化実現の方向と方法を実践しなければならない。

 今年は「定額給付金」に呼応した「プレミアム商品券」の取り組みで忙しい年度替わりだったかも知れませんが、成果の方はどうでしょうか?
結果は取り組む前からはっきりしておりまして、
①いつも売れているお店は売り上げが若干伸びる
②売れていないお店はそのまんま
ということですね。
 いずれにしても共通しているのは「一過性」であること。
売れた店も売れなかったところも、期限が過ぎれば元の木阿弥、なんの効果も残りません。
効果どころか「繁盛店」として生き残れるか否かの大勝負に取り組まなければいけない時期に「商品券」などに取り組んでいるわけですから「業容劣化」は取り組みの間もその後もどんどん進んでいきますね。

 商品券の弊害:成果が挙がると思ったのに挙がらなかったので
その一 “やはり、商店街活性化はもう無理だ”という諦めムードが強化される

その二 商店街活動への付き合いはやっぱもう打ち止めだ
と決意する人が増える

その三 「活性化」のかけ声で人が動かなくなる

 というように、百害あって一利も無いのがこの時期の商品券ですね。
“やらないよりやった方がいい”とか“商店街のまとまりが保てる”という弁解も聞こえてきますが、なぜやった方がいいのか、「まとまり」って何のために必要なのか、というあたりは不問のままですから、従来的・地縁的関係を維持するためとしか思われません。地縁関係を維持することで商店街が活性化できるのならどうぞ頑張ってください。

 商店街の現状は、販促活動などを云々出来る業容ではない、ということに思い至らないようではこの時期のリーダーは務まりません。この時期、店頭に「商品券使えます」といったのぼりを立てるのは恥ずかしいことだという美意識が乏しいようではラグジュアリィ化しているお客の心には届きません。
われわれは「あってもなくても困らないが、有ったほうが生活が楽しくなる」という商品・サービスを提供するのが社会的使命、商品券で釣らないと売れないようなお店には商品券の効能効果ははじめから期待できません。

 さて、連休も終わり、いよいよ「もの離れ」への対応が本格化しなければならない時ですが、商店街では「商品券」ののぼりがはためいているだけ、というのは情けない限りです。

 もちろん、中には継続的に繁盛をめざしているところもありまして、6月スタートで「経営革新塾」事業での商人塾開催を計画している商工会、連休中に商店街のブログを立ち上げた商店街など、元気の出るニュースも伝わってきます。
皆さんの商店街、連休明けからの取り組みはどうなっていますか?
一服ばかりしていると、ずうっと一服状態が続くことになりませんか?

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