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慣行的小売業と慣行的活性化事業

 店づくりの転換=お客の購買目的・購買行動に対応して品揃え/サービス/買い物環境を三位一体で提供すること、が新しい「繁昌を目指す小売業」の課題です。

 小売店なら規模・業種・立地などを問わず、その店舗は3点セットによって成り立っています。
しかし、現在、商店街で大勢を占めているお店の場合、三点セットのそれぞれは、コンセプト~トップダウンによるコンセプトの実現としての店づくり、その一部としてそれぞれのあり方が実現されているという本来あるべきものではなくて、劣化スパイラルに陥りながら、それとは気づかないまま、なんとか売り上げを回復したいとという動機でおこなわれた多様な工夫の結果、三位一体性は失われ、「ショッピング機能」の多くを喪失してスパイラルはさらにスピードを増しています。

 当サイトではこのような店舗を「慣行的小売業」と名付けたことがあります。

 このようなお店の実態をそのまま容認して、「お店とはこういうものだ」と考えて疑問を抱かないのが慣行小売業の経営者であり、商店街活性化の関係者であり、彼らが理解する中心市街地活性化のスキームです。

 業績不振を立て直すべく、あれこれと手を加えた結果、小売業にとって不可欠な三要素の密接な相乗性無しの店=三点セットが出来上がっているわけですが、これを批判的にとらえることなく、「商店街の店舗ってこんなもの」と疑問を感じないのが関係各方面の個々人の問題意識ですね。

 関係者各位、自分のショッピングは自分でする、というビヘイビアは持っているのか。
買い物行き先の「良し悪し」を判断する個人的な基準は持っているのかいないのか。
といったあたりの詮索も必要になっているようです。

 行政の担当部・課長さんあたりになると、ショッピングの経験など就任以来一度もない、という御仁もありそうで、何であんたがそういうポジションに座っているわけ、と思わず突っ込みたくなる言説を平気で振りまく課長さんとかもいそうですね。

 慣行的小売業にお似合いの慣行的活性化事業。 
 明らかに状況にミスマッチしている慣行的小売業を批判的にとらえ、対策を講じるというあるべき取り組みが出来ず、もっぱら、他都市が失敗した活性化事業の後を追っかけ、失敗の追体験をしているだけ、という都市はけして少なくありません。
 慣行的小売業の現状を批判的にとらえられないと、慣行的商店街活性化に終始することになるわけで、いまからでも遅くない、取り組みの抜本的な改革を目指さないと、あなたの任期中に劣化スパイラルは行くところまで行ってしまいますからね。

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