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基本計画フォローアップの報告を読む

 中心市街地活性化基本計画の実施状況に関する市町村からの報告について 
平成21年3月27日 内閣府中心市街地活性化担当室


 早いところでは計画スタートから丸2年を経過したこの時期に、認定基本計画に基づいて活性化に取り組んでいる全国各地の状況が検討できるのは、大変ありがたいことです。

 まず、一通り読んだ感想を述べておきますと、この報告書から伝わってくる各地の状況はとんでもないことになっています。
既定路線をこのまま進んで良いものか、あらためて虚心に検討し直すことが必要になっていると思われますので、そのことを報告書の分析を通じて証明したいと思います。
 
 詳細な分析はこれからですが、多くの都市の取組の現状は、基本計画を見直すのか、それともこのまま突っ走るのか、重大な岐路に立っていると思われます。
さらにとんでもないことがありまして、なんと、取組が成否の岐路に直面しているということがほとんど認識されておりません。
たぶん、認定以降の商店街・商業施設の状況などは「見なかったこと」にして報告書が作文されているのではないか?

 といったあたりも明らかになると思います。

 内閣府がまとめた全国のフォローアップの状況は次のとおり。

************** 引 用 **************

1.概ね5年間の計画期間において、認定後の期間があまり経過していないため、着手して間もない、または実施もしくは完了していない取組が多い状況にあり、現段階ではまだ十分に評価できない基本計画が多い。

2.また、市町村による目標の指標に係る評価として、

1)取組の進捗状況が概ね予定どおりであり、目標の達成が可能と見込んでいるもの

2)取組の進捗状況が予定どおりではないものが一部あるものの、引き続き最大限の努力を行うことにより、目標の達成が可能であると見込んでいるものが多い。

 フォローアップ対象の79の指標中、取組が既に開始されている53の指標のうち概ね8割が、取組の進捗状況が概ね予定どおりであり、目標の達成が可能であると見込んでいる。

3.市町村は、今後とも状況の把握やフォローアップを行い、基本計画に記載された事項と中心市街地の現状や取組の実施状況等から判断し、必要と認められる場合には、速やかに基本計画の見直しを行うことが重要である。
内閣府としても、市町村によるフォローアップ内容を注視し、市町村
による基本計画の見直しに対しては、適切に対応していく。

********** 終了 *************

 ということだそうです。
全体的に順風満帆、順調に進捗している、ということですね。

 もちろん、これは数値目標の達成状況を把握した上での各事業主体=市町村の自己評価ですが、その根拠はどこにあるのか?

 それぞれの都市の報告書をみますと、とても楽観は出来ない実態が浮かび上がります。
と同時に、設定されている数値目標は、ほんとうに中心市街地活性化の進展度合いを把握する目標として適切だったのか、という疑問も。

具体的な検討は【都市経営・入門編】で。

新年度、新たに異動してこられた皆さん、状況はとてつもないですからね。
しっかりお覚悟あれW

□今日読んだブログ
■"エコノミスト亡国論、あるいは稀代の詐欺師・竹中平蔵のトンデモ経済学に異議あり!!!"

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