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基本計画の大盲点

 わが国の小売商業振興、商店街活性化施策はいうまでもなく30年にわたって展開されています。中活法のスキームのもと採用されている施策企画のほとんどが、ご承知のとおり、これまでどこかで実施されてきたものです。
斬新な企画を、という声も聞かれますが、ふたを開けてみるといつかどこかで取り組まれ、見聞したことのあるものばかり。

 成果のほどもこれまでと変わらず、劣化スパイラルは進行するばかり。
いつ何時“もう商店街活性化は不可能だ”ということになってもおかしくない状況かも知れません。ほんとに活性化を目指すならもっと他に効果的な分野、課題がある、という声も大きくなりそうです。

 だからといって“画期的な活性化策を案出しなくては”と短絡するのはこれまでの路線と変わりがありません。
それよりも、

“これまで全国各地で多様多彩な事業が実施されたにもかかわらず、活性化に成功した事例がきわめてすくないのは何故だろうか”

あらためて考えてみるべきです。

これまでの取り組み、各種事業の成果を活性化の実現につないでいくために必要な能力を備えていただろうか?
という疑問が湧くのではないでしょうか?

イベントでお客を呼んでも、アーケードをつけたりはずしたりしても、再開発という大事業に取り組んでもその結果、期待していた各店舗の売り上げが上がらないのはなぜか?
ということです。

これはもう、活性化施策を活用する能力、例えばイベントで増えた通行量を入店客に転換するという能力を商店街~個店が持ち合わせていないのではないか?
という疑問が浮かび上がってきませんか?

 あらためて考えてみれば、通行量を入店客にするための努力・その内容について考え・力を付ける、という取り組みはこれまで一度も取り組まれたことがありません。
この課題は新しい基本計画でも軒並み無視されています。

 上述のとおり、商店街活性化施策として画期的な手法が出てくることは期待できません。
とするならば、検討してみるべきは「これまでの取り組みを活用できなかったのは何故か?」ということではないでしょうか。

 このことに思い至れば、基本計画の期間5カ年のうち最初の二年は「能力の育成」がメインになるべきではないか。
皆さんの基本計画、「個店の経営能力の転換」という喫緊の課題への取り組みはまったく計画されてい無いのですが、そういう計画で「今度は大丈夫」と言えますか?
何故言えるんですか?

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