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目的・計画・経営

 実現したいこと、達成したい目的がなければ、計画は立てられません。というか、一筋縄では実現できない目的があってはじめて「計画」を立てて取り組むことが必要になるわけですよね。
そういう意味では新スキームによる基本計画も、
①中心市街地に何を実現したいのか、目的が不鮮明
②取り組む事業と不鮮明な目的との関係が定かではない
というレベルのものが多いようです。
 タウンマネジメントを任務としているはずのTMO(まちづくり会社も同様)も、スキームに登場しているから作っただけ、任務も従って権限もあやふやなまま、というところが多すぎ。

 一般に経営の機能は《計画~統制~評価》といわれます。
目的があり、その目的を達成するための計画があってはじめて成立するのが経営ですから、目的が無い、目的を達成するための計画も無いという状態で「経営」だけが立派に機能する、というのはあり得ないことです。
このあたり、優れたタウンマネージャーさんには頭の痛いところだと思いますがどうでしょうか。

 “経営するのだ”“マネジメントだ”と声高に唱えることは出来ますが、マネジメントは目的・計画を超えることは出来ませんから、まあ、そういうレベルで終始することになります。

 さて、“中心市街地は都市の顔”とは関係者の間でよく言われることですが、中心市街地が都市の顔ならば、

①中心市街地活性化は都市活性化の顔 であり、
②中心市街地の経営は都市経営の顔 かも知れません。

 とするならば。
“中心市街地を一瞥すれば当該都市の経営能力が即座に分かる”
ことになります。
“都市の問題情況は、中心市街地に集中的に現れている”
かも知れません。

 「地方分権」が唱えられるようになって久しいものがありますが、この間、地方の「経営能力」の分析評価は行われたのか、その結果はどうだったのか?
という問題がありまして、関係各方面、分権有理、分権さえすれば地方が直面している問題情況は一挙にクリアされるかのような話が蔓延していますが、中心市街地の問題情況を見れば、そういう話に乗るわけにはいきません。

 そもそも「分権」かそれとも「自立」か、という基本中の基本についての議論も行われないまま進められている分権話、実現していい目にあうのは、中央から権限を委譲される方面だけかも知れません。
権力が身近になった分、そこで生活する人々は窮屈になるかも知れません。
まして、「経営」が理解されていない、スキルが装備されておらず装備の必要性も自覚されていないという情況で進められる「地方分権」の行く末は、中心市街地を見ている人にとってはあまりにも危険がいっぱい、ではないでしょうか。

 地元のことは地元が一番詳しい、というのは迷信でありまして、従って、地元の問題は地元で取り組むのが最適だ、というのも真っ赤なウソですね。
疑うものは、自分たちで計画を作り・取り組んでいる中心市街地活性化の現状を見よ、といっておきましょう。

参照:
[技術と民主主義]

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