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コンセプチュアライジングというお仕事

 当サイトの課題の一つは「問題解決論」です。
久しぶりで、取り上げてみたいと思います。

 『最新英語情報辞典』(小学館)によれば。
conceptulizer:(大規模な戦略を理論的に)概念化する人
などとあります。キャッチフレーズを作る? どうもよく分かりません。

takeoが「コンセプチュアライザー」と自称していることは、皆さんすでにご承知のとおり。次のような仕事を担当します。

 一般に問題解決プロセスは、
①解決すべき問題を定義する
②最適解=目標を設定する
③現状から目標達成までのプロセスをシナリオ化する
④結節的業務を設計する
⑤計画を立てる
⑥実施体制を立ち上げる
⑦実施を統制する
⑧結果を評価する
というように分節されると思います。

 経営学などでは「経営管理過程」として、⑤~⑧が挙げられるのが一般的ですが、「計画」の前段階に①~④という仕事があります。
この仕事をコンセプチュアライジングと名付けています。
この仕事にあたるのがコンセプチュアライザーです。

 計画以下の仕事がうまく行くかどうかは、「課題をどう定義するか」コンセプチュアライジングの出来映えに大きく左右されます。中心市街地を活性化したければ「住む人来る人を増やせばよい」というのは藻谷式コンセプチュアライジングですね。

 コンセプチュアライジングは、特に、組織がこれまで取り組んだことのない問題や、経験したことのない環境下における取り組み、活用したことのない経営資源の採用といった状況における問題解決の場合に、は極めて重要な概念、仕事の分節です。
「中心市街地活性化」などの場合、その必要性は典型的ではないでしょうか。

 コンセプチュアライジングにおいては、「問題の定義」にあたって必要と思われる知見を総動員するわけですが、現存する知見が状況の理解を指導できないなど、場合によってはみずから新しい「理論」を構築しなければならない。
中心市街地活性化における「商業理論」などがそうですね。
従来の商業理論では、「中心市街地の商業の活性化」の方向と方法を導出することが出来ません。

 中心市街地・商業の活性化の取り組みを導く理論・コンセプトの必要性は、従来の取り組みの挫折が明らかになってくるにつれて高まってくるものと思われます。
課題は、新しい取り組みを構築していく人材を確保すること。
なかなか難しいと思いますが、問題を解決するためには何としても確保しなければならない。場合によっては育成することも選択肢です。

 さしあたっての問題は、こういう喫緊の問題があるのだ、ということが関係者になかなか理解されないこと。
先に気づいた人はのたうち回らなければならない。
 状況は都市によって大きく異なりまして、すんなり新しい次元へ移行できるところと、障碍に阻まれて困難なところがあります。
前代未聞の取り組み、産みの苦しみと考えて楽しむ以外にありません。

 「コンセプチュアライジング」を駆使すれば、プロセス通過を短縮できるかも知れません。
 冒頭の問題解決プロセスのうち、①~④についてあらためて問題の定義~取り組むべき仕事を考えてみなければならない状況もあると思います。

 ということで。
コンセプチャライジングという仕事は、我々が日頃、問題解決において無意識のうちに行っている作業ですね。
このプロセスを分節し、それぞれの作業を批判的にとらえ直しあらためて定義しておくと、具体的な問題解決過程において適切な定義~シナリオを作るために大いに役立ちます。

 皆さんもぜひ「コンセプチュアライジング」に着目、所要の能力の涵養に励まれると、「問題の解決=自分にとってのプラスの増加とマイナスの軽減」に大いに貢献すると思います。

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