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「成功事例」をめぐる二、三のこと

 商人塾、既にスタートしているところが三カ所、目下仕込み中のところが三カ所という状況で、なかなか大変です。
だんだんよくなる・・・、という言葉がありますが、忙しくなるとアタマの動きもよくなります。
あなたと私、あなたのアタマと私のアタマ、商人塾の協働は常識的には二人のところ、実質四人で取り組みます。
ま、参加し実際にお店で取り組んだ人にしか分からないかも知れませんが。商人塾もだんだん成果が出始めました。
“ファサードをいじると、どこからともなく、一見さんが増える”というのが商人塾の経験則ですが、新規来店に際しての一見さんのセリフも決まっておりまして、
「一度入ってみたいと思っていたんです」・・。
ウソみたいな話ですがホントです。
もちろん、ホンキで取り組んでいるお店に限られる話です。どうしてこういうことが起こるのか?
そのあり得る理由(合理的な仮説)はまた今度。

 さて、商店街の勉強といえば、一般に「成功事例」の話と相場が決まっておりまして、こういう話もあるのですが。


 だれであれ、コンサルタントが紹介する「成功事例」を取り組みの根拠にしてはいけません。
幸いというか、商人塾では「成功事例を話して」という人はいませんが。単発の講習会では要望があったりします。
事例聞いてどうするんですか? takeoの答え。

 ついでに商人塾でほとんど出ない質問:
その一 新規顧客の作り方
その二 通行量の増やし方
その三 効果的な販促の打ち方
 こういうお話しは最初から最後まで話題にもなりません。参加されている人は気づいていないかも知れませんが。

 引用先の記事にもあるように「成功事例」を聞きたがるのはその時点で「問題意識がアウト」です。
商店街活性化・繁盛店の再構築といった、皆さんが直面している問題について、
①成功事例がある
②又聞きでそのエッセンスを修得できる
③自分にはそれを活用する能力がある
ハズがありませんから、「成功事例」話は時間のムダ。
そういう話を聞きたがるのは、日頃アタマを使って「活性化」に取り組んでいない何よりの証拠。

 講習会の企画的にはそういう話が得意な講師は、ハナから敬遠する、というのが正しい方針であり、そういう勉強の企画を立てるようではそもそも「活性化」のイロハについて、企画担当者自身の勉強が必要だということですが、まあ、そういう人は当サイトには来ないでしょうから、自覚する機会が無い。
誰かが指摘しないといつまで経っても「時間のムダ」につきあうことになりかねませんね・・・。

 「成功事例」、暇つぶしには役に立つかも(もちろん、講師にとってこんなラクな仕事はありませんし、これしかできない講師もいるかもしれません)、ですが、あなたがおバカな話を面白がったり、「目からウロコが落ちた」りしている間、あなたのアタマはあなたに対して「こいつ、ホンキで取り組むつもりはないんだな」と判断しているかも知れません。その結果、脳は休眠状態に入るかも。
たかが講習会、されど講習会、ですね。

 あなたのアタマにどういう経験をさせるか、「自分のアタマにいい経験をさせる」ということはとても大切なことですからね。

 「成功事例」についての質問は。
たった一つ効果的な場合がありまして、「人通りが増えると街は活性化する」などといった論証抜きのご託宣に対して“成功事例がありますか”と返すこと。
一番効果的なのはそういうお話しの場に行き合わせないことかも知れませんが。

 ついでに「コンサルタントの見分け方」
“成功事例よりも失敗事例を、それもあなた自身が関わった失敗事例を紹介して”
というのは、コンサルタントを見極める早業です。
プロであれば、自他の失敗事例、たちどころに10や20は出てくるはず。特に自分が関わったケースでしかも自分の言動が失敗の原因を構成しているケース、について詳細に事例を紹介・説明出来ない人は「一人前」では無いかも知れません。
商店街活性化、失敗事例山積のなかで「専門家」なら必ず「失敗事例」を持っているはず、「失敗していない専門家」は失敗する機会を持たなかった、中途半端な関わり方に終始した、ということかも知れません。

 ちなみに、コンサルタントにとって“あなたの専門分野は?”と質問するのは「致命的」な効果があるのですが、知ってました?
①顔色を変える
②話題を変える
③専門分野を披露する
という反応が考えられますが、さて、「本物」はどれでしょう?

 ということで。
「成功事例」を質問するようでは先が思いやられる、
ということを説明したつもりですが、如何でした?

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