FC2ブログ

事例盲従症候群

 先日論評した「シャッター通りギャラリー化事業」などがその典型ですね。

①問題解決理論・商業理論を装備していないために
②商店街活性化とは「何がどうなることか」理解していない
③したがって、「何をどうすればよいか」分からない
という状況において
④「何とかしなくてはならない」ことだけは分かっている
となれば、これはもう
⑤同じような状況で取り組まれている先行事例の真似をしよう
ということになるのも無理はありません。

 真似をするのは大変結構ですが、問題は「真似る」にあたっての手続きが一切行われていないこと。

その一 マスコミなどで報道される事例は「取り組まれている」という事実だけです。事業に取り組んだ結果、所期の目的は達成されたのか、商店街は空洞化の趨勢からみごと脱却する方向転換が出来たのか?
といったことまでは報道されません。

 自分で考える、というプロセスを省略して他の取り組みを真似る場合は、「真似るに値する事例」であるかどうかをきっちり吟味しなければならない。この作業を抜きにしている例があまりにも多いわけですが、いったい、事業を何だと心得る(笑

 ということで、真似る場合は:
①事業の結果として何が実現しているか
②実現したことは自分たちが「商店街活性化」に期待していることか
ということをしっかり検証しなければならない。
多くの盲従事例ではこの検証が行われていません。

さらに、そもそも自分たちの商店街にとって、採用しようとしている選考事例は、本当にいますぐ最優先で取り組まなければならない課題なのか、他に急を要する課題はないか?
ということも吟味しておかなければならない。

 先行事例に盲従している取り組みに共通しているのは、もちろん「省思考」ということでありまして、もちろん「省理論」というより根本的な欠陥から生まれてくる症候群です。

 面白いことに。
真似しょうとする先駆事例もどこかの事例の盲従であり、ずうっと遡ると、商店街全盛・SC不在・商店街間競争時代の競争手段だったりします。スズメ百まで踊り忘れず、大昔の成功経験にそれとは意識せずに今も呪縛されているわけです。

 我々はスズメでは無いのですから、環境・状況が変われば違う踊りを工夫しなければならない。
新しい工夫が出来ないのは」スズメ同様、アタマの中が固まりすぎています。もちろん、スズメと違って人間の頭の中はヤワラかく作られています。
本来柔らかいはずの頭の中が堅くなっているのは誰のせいでしょうか?

アタマをヤワラかくするにはどうしたらよいか?
その必要性を理解し、ヤワラカクする機会を意識的に作り、励まなければならない。
そのための取り組みは当社提供「商人塾」で。
ところで、商人塾的機会の無い商人、TMOスタッフの皆さんは、いつどこで所要の理論を確保するつもりでしょうか?
繁盛店づくりは、理論無しで出来るようなヤワなことではないのですが。

コメントの投稿

非公開コメント

-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ