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都道府県・商業振興担当の皆さんへ

 国の中小小売商業振興施策は、中心市街地活性化と密接にリンクして展開されています。

 平成18年「法」の改正により、「基本計画』の見なおし・再スタートが切られましたが、以来2年、全国的な取組状況をみますと由々しい事態が起こっているようです。

 従来の取り組みの見直しが必須条件でしたが実効的な見直しとなる取り組みは残念ながら少なかったようです。
新基本計画の作成は、もっぱら「数値目標」の設定などに主眼が置かれたため、極論すると「従来的事業メニュー+数値目標」という内容になっているのではないかと懸念されます。

 問題は簡単でありまして、従来的取り組みでOKなら別に数値目標が無くともそれなりの効果が生まれているはず、ほとんど成果が見られないことは、従来の取り組みのありかた(方向と方法)そのものが見直さなければならない、という状況に直面しているわけです。
 にも関わらず、これまでに作られた基本計画の問題意識はそこまでいたっておりません。

 問題は、二つあります。
第一に、これまでの取り組みの骨格を成している「理論」は適格であったか否か? ということ。

 中心市街地・商業の活性化を実現するには、
1.①生活・消費購買行動の変化、②競争の変化 ③立地条件の変化を的確に理解し、
2.問題(活性化の方向と方法)を適切に設定し、
3.解決策TOPなる事業群をシナリオに基づいて推進していく、
というアプローチが必要ですが、果たして実際の取り組みはどうなっているでしょうか? 
取り組みを導いた「理論」の適格性が問われる由縁です。

第二に。
 実務レベルの問題ですが、中心商店街の活性化に取り組む、と決意したとたん、二つの課題が現前します。

1.郊外型ショッピングセンターをはじめとする商業集積との関係をどう構想するか? 競争か棲み分けか?
いずれにせよ商業機能として分担するポジションをどう構築するか?

2.空洞化した立地において苦戦を強いられている既存個店群の活性化にどう取り組むか?

 この二つの課題への取り組み無くして活性化を語ることは出来ませんが、残念ながらほとんどの基本計画がこれらの課題を無視して作られています。
これでは中心市街地・商業街区の「ショッピングゾーンとしての再構築」は不可能であり、事実、「成功」が喧伝されていた先行都市の取り組みも次第に行き詰まりが明らかになってきています。

 あらためて「理論・計画・取り組み」を見直すことが緊急の課題になっていますが、ここでまた問題がありまして、
「誰が」見直しを提案し、その取り組みを組織するか?
ということです。

 つまり、もう一度見直しが必要だ、今度は理論ベルに遡及して見直さなければならないことは分かっていても、口火を切るのが難しい、というわけです。これまでの取り組みを批判している、ということで嫌がる人もありそうです。
 
 問題は、誰が口火を切るにせよ、もう一度関係各方面の合意を形成し直す、という難問に取り組まなければならない。どうスタートするか、ということです。
 スタートの合意形成は、各組織の担当者レベル、三者体制、活性化協議会と段階的に行うことが必要です。
まずは、行政と商工会議所、TMOの実務担当者による合意形成のための機会を設けられなければならない。もちろん、合意するためには合意内容である「理論と基本的な方向」についての勉強が不可欠です。
実務担当者レベルの勉強会の開催、これがなかなかやっかいです。

 都市が少数の担当者を対象にした勉強会を単独で開催する、というのは必須課題ではありますが、稟議、予算など実現は難しいかも知れません。

 そこで都道府県の出番です。
「法」改正以来2カ年、新・基本計画による取り組みがスタートして1年という時期に当たり、あらためてこれまでの取り組みを総括する、という機会を都道府県レベルで企画する、というのは如何でしょうか。
県内の市町村・商工会議所等を一堂に会して「総括」に必要な勉強をしてもらう、理論を共有して個別都市ごとの再スタートを構想する「土俵」を提供するわけです。

 当社は一昨年、北海道経産局が組織されている「TMO研究会」で講師を仰せつかったことがありますが、これは、管下の市町村の行政・商工会議所の担当者が同時に「活性化への道」を勉強する、という画期的な試みでした。
今回の提案は、この経験に基づいています。

 行政と商工会議所それぞれの実務担当者が「活性化への道」について、これまでの総括及びこれからの取り組みの「方向と方法」について体系的な提案を受ける、それを基盤に都市の問題情況に即した取り組みの構築について合意を作るというのは、これまで“ありそうで無かった”機会です。
ここはぜひ都道府県に一肌脱いでいただきたいところです。

 見直しだ、と声高に提唱するのはどうかなと考えられる場合は、次の企画は如何でしょうか。
  『ショッピングセンター全盛時代の商店街活性化・
 必ず実現できる方向と方法』
 


「SC時代の商店街活性化、いますぐ着手できて・いますぐ成果が挙がり始める」理論と実践について提案します。

 内容は、「商業集積間競争」への対応、「個店の活性化」という、「中小小売商業高度化」の根幹である「業種揃え・店揃えの最適化」=街ぐるみのテナントミックス最適化への取り組みの構築を基軸とする「繁盛する個店が軒を連ねる商店街づくり」の進め方について、理論・合意形成から組織の立ち上げ・店づくり実務まで、総合的・一体的な取り組みを提案いたします。

 内容は、中心市街地活性化の取り組みの見直し、計画作成などの基礎となる理論としての適格性を持っていることをお約束します。
都道府県レベルの勉強会で市町村の担当者が受講、納得したら市町村単位で開催し、「取り組み見直し」のスタートにする、という方法がお奨めです。

 実際に県や商工団体の県連などによる取り組みが既に二カ所で計画されています。

 理論~実践両面における取り組みの総括と新しい方向と方法の模索は、放置することが出来ない課題です。
このような企画を提案しているのは当社だけ、この機会にぜひ活用をご検討ください。

 市町村段階で直面している隘路を突破するため不可欠の企画であることを確認の上、開催に向けてご検討を期待いたします。もちろん、当社は個人レベルでの発意段階から実施まで、しっかりお手伝いいたします。
お問い合わせはメールでどうぞ。

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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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