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タウンマネージャーの公募

 最近Web上で時々見かけます。

 タウンマネージャーを公募する、という安直な方法を採用した時点で
①計画内容の至らなさ
②計画作成過程の至らなさ
③作成に参加した関係者の至らなさ
を天下に晒していることになります。
したがって、ネット上で公募するのは、上記のような都市の実状を公開していることと同義ですから、一刻も早く取り下げられることをお奨めします。

 そもそも、ネット経由の公募制というのは
①自力では適任者を確保できない という都市が
②都市の基本計画をネット上でチェックして「これなら自分の能力で采配できる」と判断した人が応募してくれる
③その結果、適任者を選任できる
ことを期待しているのでしょうが、「そんな人がいるはずがない」のでありまして、どうしていないのか、その理由は自分で考えてください,といいたいところですが。

 「基本計画」を作成する段階でタウンマネージャーの必要性は分かり切っていたわけですから、
①その時点で適任者を確保し、計画作成過程でリーダーシップを発揮してもらう
②活性化の実現についても取り組みが円滑に運営される仕組みを考える、
といった作業に従事してもらわなければならない。
くらいのことは考えておくべきでした。というか、計画作成を委託するならタウンマネージャー的役割を果たせる人へ、プランニングとマネジメントをセットで委託する、というのがあるべき取り組み、でしょう。

 他人がそれも「商業活性化の計画作り」としては素人同然の人たちが作った計画をもとに「活性化を実現してみせる」という能力を持った人なんかが有り余っていて、ネット経由の公募にひっかかって来る、などということはあり得ない、ということに思いが及ばないとしたら、そのこと自体が「一大事」です。

 御地の「基本計画」をもとに御地の中心市街地を活性化する、ということは当該計画つくりを主導した人・組織にも出来ないのではないでしょうか。(委託してみたら如何でしょう)
それをですね、公募段階で「やって見せます」という触れ込みで応募していくる人=作成過程・都市中心市街地の問題情況について全く無知の人ばかりですが、そういう人たちの中からどう適任者を選定するんですか?
応募者中ベストのスペックを持った人が「タウンマネージャー」としての適格性を持っているとは限りませんし。

「公募」と決めた時点で御地中心市街地の活性化には赤信号がつきっぱなし。
 タウンマネージャーという職能は公募で確保できる、と考えた時点で、冒頭①~③的情景が目の当たりに浮かぶわけですね。

 適任者がおらず、公募するくらいなら自前で育成した方がよっぽど正解です。
とりあえず、地元関係者の中から候補者を選任して、例えば当サイトの提供資料を勉強してもらう、並行して「先行事例」をチェックしもらう、その一方で商店街を半年くらい巡回すれば基礎的体力が付くと思います。

 公募マネージャーさんが勉強して、その成果を皆さんに示し、基本計画の至らないところを「行動計画」の作成で補完する、自立的に業務を開発して取り組みを推進する、ということは期待できません。
マネージャーを公募していったい何をしてもらうんですか?

 皆さんが作った計画、きちんと取り組めば中心市街地は確実に蘇る、取り組みは簡単だから担当者は公募でOK、と考えているんですよね。
大丈夫ですか、ホントに? ということです。

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