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狂瀾を既倒に巡らす

 昨日は取り組み状況についてのヒアリングと「方向転換」の段取りについて、突っ込んだやり取りを行いました。「広域的な啓発」という講習会を構想していましたが、急遽変更です。
実は当社が「広域」の事業として提案したものが先方の意志で「個別」に変わるというのは、このところよく経験しています。

 さて、中心市街地活性化という仕事の困難の一つは関係者が複雑多岐・多数に渡っていること。どこからどう手をつけていけばよいのか、なにしろこれまでさんざん取り組んできた事業について、「方向と方法」を見直そうということですから最初の一手が問題です。

 全般的な状況としては、もはや首長さんが登場して、“ホンキで繁盛する商店街を再生していこう”と「中心市街地活性化本部」を開設、みずから本部長に就任し、週に一日は必ず本部長として執務する・・・というくらいの取り組みにしないと「実効ある取り組み」は期待出来ないのではないでしょうか。
国は内閣総理大臣が「中心市街地活性化本部」の本部長に就任して事業の重大性と決意のほどを示している、問題の特性からして市町村も本部設立、首長の本部長就任はあってしかるべきだと思いますが・・。
どう思いますか? 地域再生・都市再生と一緒に考えてもいいかも知れません。
「都市総合再生本部」。もちろん、メインは中心市街地にしておかないと、虻蜂取らず、です。


 総理大臣といえば、その認定を得た基本計画が続々生まれています。
既に30個所くらいにはなったのでは無いかと思いますが、さてそのうち、“この計画にしっかり取り組んでいけば我が中心市街地は必ず活性化できる”と関係者が自信を持てるものが幾つあるでしょうか・・。

 そもそも基本計画に対する「内閣総理大臣の認定」とは何を意味するのでしょうか?
①この計画を実施すれば当該中心市街地の活性化はOKである
と総理大臣が保証する? まさか、ですね。
②計画が「「法のスキームに合致している」ことを認定する。
こちらの方でしょうか。
で、もちろん、「法のスキーム」は、“これにしたがって計画すれば活性化は成功する”という類の「申請書」ではありませんから、認定・即・国がその実効性を認定した、ことになるのか、ならないのか・・・。

 実務としてはもちろん、認定を得たからといって活性化の実現が「保証」されるわけではありません。総理大臣が認定したからといって「これで一安心」と言うことはゼッタイにありません。あらためて「認定」の重さを噛みしめ、実効的な実施段階を作り上げていかなければならない。
特に基本計画では不問とされている「商業者の自助努力」をどう組織していくのか?
その第一歩として、空洞化が止まらない商店街の店主は何に取り組んでいくべきか? 
さっそくの難問、活性化実現に向けた取り組み、「自助努力の組織化」・「行動計画の作成」というこれまで「避けて通ってきた課題」が待ちかまえております。

 もちろん、これまでの計画作成のフローの延長線上でこれらの課題への取り組みが構築阿されるとは考えにくく、当記事冒頭の「ヒアリングと段取り協議」的プロセスが必要になったりするわけです。

「狂瀾を既倒に巡らす」という言葉がぴったりですが、成果のほどは決定した段取りの動き次第。

 「認定」の有無に関わらず、基本計画を実効ある「行動計画」にしようという「見直し」の動き、takeoが承知しているだけでもいくつかの都市でスタートしています。
皆さんの中心市街地は如何ですか? 徴候が現れているでしょうか。
“「認定」がおりた、良かった、良かった”というのは当日限りのこと、翌日からは「空洞化のいっそうの進展」という現実への本番の対応が迫られている、というのが多くの中心市街地の実状ではないでしょうか。
でも見直しは必要だが、担当者レベルではもはや如何ともし難い、というところもあることでしょうが。もとはといえば担当者さんが敷いてきたレールの行き着いた先、ですが・・・。
あらためて、どこからか「見直し」という声が挙がるかもしれません。
挙がるといいですね。

基本計画、目下作成中のところ、これから着手するところは、スタート時点が肝心、くれぐれもご用心あれ。

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