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地元の事情に精通する・・・

 地元の人材、NPOなどを活用して・・・というのは地域振興、商店街活性化など、「地元主導の取り組み」が必要な場合によく聞かれるところですが、

地元の事情とは何か?
精通しているとはどういうことか?

というあたりのことは重々確認しておくことが必要です。
地元のことは地元の人が詳しい、正論としてまかり通ることが多いかも知れませんが、では、地元の人がその問題についてどれくらい調査し、研究し、理解したのか? ということになると、その形跡は限りなくゼロに近い。
場合によっては遠い町の人がメディアで言いふらし・書き散らしたことを「地元の人」が聞きかじったものが「地元の生の意見」として珍重されたりします。
おかしな話です。

「地元の声だから」「若い人・女性の意見だから」「高齢者の意見だから」などなど、発言の内容不問、専ら発言した人の「属性」で発言の取扱を操作する、というのはダメですね。
そういうことがまかり通る組織というのは、組織が取り組もうとしている問題を「片手間」「役目済まし」で処理しょうとしているのではないか?
と、「全力投球」のtakeoには思われてしまうのですが。

 省思考の上にさらに省力しようとする人などが採用する、「地元のことは皆さんが一番よくご存じ」とかいって「活性化施策」について思いつきをしゃべらせ、みずからはその書記役に徹する、という Way of Business もあるそうですが、問題の当事者が問題についてその解決に必要なレベルの認識を持っているとは限りません。
まして、その問題の解決に必要な知識・技術ともなれば・・・というのは常識ですね。
病気に掛かっている人が病気について「精通」しているでしょうか?

というわけで、なんでも地元主体でやればよい、というのは、何の根拠もないデタラメでありまして、もちろん、その結果については自己責任、がセットになっています。

 このことに限らず、「耳に心地よく響く言葉」にはトンデモがあることが多いようです。
ご用心、ご用心。

 「地元の事情」というのは、「活性化への取り組みがうまく行かない事情」だったりしますと、「精通」しているばかりにびびってしまったり、という可能性もなきにしもあらず。
「事情」というのは得てして「問題の一環」であることが多いわけで、これを尊重したのでは問題解決に支障を来す、ということもあり得ます。

 というあたりを見極める眼力って必要ですよね。
地元、よそ者を問わず。




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