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商店街活性化の定義とGOTO商店街

商店街活性化はなぜ定義されないのか?
活性化とは商店街がどうなることか? そのためには何をしなければならないか? 取り組むためには活性化の定義が不可欠だが、定義されていない。なぜか?
定義しなければ、どこに向かって何に取り組むべきか分からないはずだが・・・。
商店街活性化を定義するには、さかのぼって定義に用いる用語群を定義しなければならず、活性化を必要とする商店街を取り巻く状況を理解しなければならない。そのためには現代商業を俯瞰する理論が必要である。しかし、現代商業の全体像を理解する、説明出来る理論は構築されていない。
商店街活性化が定義されていないのは、衰退趨勢に陥っている商店街が直面している問題状況が理解されていないから。
商店街が存続するためには、手を打たなければいけないことは分かっているが、どういう手を打たなければならいか、理論が無いので分からない。
だから活性化が定義出来ない。
現在取り組まれている種々の事業は、活性化のための事業と言いながら、活性化とは何か、どうすれば活性化出来るか、という根本的な問題をスルーしているため、根拠の無い取組である。
根拠の無い取組で状況が改善されるようなヤワな環境では無い。
全国500個所以上の商店街で取り組まれたGOTO商店街が、事業終了後に成果を残せなかったのは上位目的である「商店街活性化」が定義されていないために、GOTO事業の目的、目標が「活性化実現の手段」として設定されず、上位目的・目標無しに「GOTO」を自己目的に計画したことが原因である。
「商店街活性化」を定義しなければ、これから先も現象的な問題の解決を目標に「対症療法」が繰り返されるが、商店街が陥っている衰退趨勢の結果として現れている現象に個別に対応しても解決することは出来ない。GOTO商店街の轍を踏むだけ。
GOTO商店街の挫折は、定義無き商店街活性化の挫折だ。

GOTO商店街事業に採択された530個所以上の商店街の事業が例外なく挫折しているのは、上位目的・商店街活性化が定義されていないために、その手段として取り組むべきGOTO事業のあり方を導くことが出来ず、GOTO商店街は「定義無き活性化事業」の定番の目的である「通行量の増大」や「認知度の向上」を自己目的に繰り返している同質類似事業に終始したから。
「商店街活性化」を定義しないと、このパターンはこれからも商店街が刀折れ、矢が尽きるまで続くことになる。
GOTO商店街、取組の有無に関わらず、「商店街活性化」の定義を共有することが喫緊の課題である。
取組を導く定義を確立するには上述したとおり、衰退趨勢に陥っている商店街の問題状況を俯瞰する「商業理論」を獲得することが不可欠、キモに銘じていただきたい。

商店街が活性化出来ない根本原因は、状況を理解するために不可欠の「商業理論」を持っていないから。
これがGOTO商店街事業の教訓であり、唯一の収穫。

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