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商店街活性化とは環境適応の失敗からの脱却

商店街が喫緊に取り組まなければならない課題は、商店街をめぐる二大環境変化、
①商業集積間の顧客吸引力の優劣をめぐる競争の激化、
②購買目的に最適の行き先を選択する消費購買行動の変容 
への対応に失敗したことが原因で陥っている衰退趨勢からの脱却です。

商店街活性化とは、環境の変化への対応に失敗した結果として陥っている衰退趨勢から脱却し商業集積としての持続可能性を再構築すること。これ以外の定義では“何をなすべきか”課題と取組の方向と方法が見つからず、無意味です。
課題は、広域生活圏で激化する一方の商業集積間競争の最中において、他の商業集積群に対して相対的に優位に立てるポジションを確立し、既存個店群の自助努力を組織化してそのポジションへの移行を実現するシナリオを確保すること。
『中活法・TMOマニュアル』で言われている「中心市街地所在の商店街等を一個のショッピングモールに見立てて再構築する」とはこのことであり、『中活法・基本方針』にいう「中小小売商業の競争力の根幹は業種揃え、店揃えの最適化」とは、『ショッピングモール見立て』のことに他なりません。

商店街の課題

広域生活圏で激しく展開されている集積間競争の渦中にどのようなポジションを取るかということ。これは恣意的に決定出来ることではありません。他の集積と棲み分けが可能であり、かつ、商店街の力量で構築出来るポジションを発見し、再構築しなければならない。
周知のとおり、現在の活性化事業には商業集積としての商店街の競争力を強化するメニューは存在しないので新に採用しなければならない。

個店の課題
変化、多様化している消費購買行動の特定の分野に焦点を当てて、売買接点としての売場のあり方を構築し直すこと。売場の現状は間違った対応の蓄積で陳腐化・劣化が著しく、消費増税、コロナの影響を深刻化しています。
早急に業績を好転させる対策を講じないと経営持続に支障を生じることが懸念されます。

喫緊の課題
また、商店街が取り組む各種活性化の成果は、個店の愛顧客の蓄積―来街頻度、回遊の増加を経由してはじめて実現するものであり、その基礎となる「売れる売場づくり」は商店街、個店の双方が直面する課題を一挙に解決する唯一の方策です。

以上、あらためて概観したとおり、商店街・個店をめぐる環境の変化はこれまで取り組んで来た活性化事業では到底対応出来ない多面多様かつ深刻な内容である。
対応する主体の力量は対応の失敗続きで衰微しており、時間と資金の投入には限界がある。
この状況に於いてどのような方向と方法で変化する環境に適応していくべきか?

取組の方向と方法
方向と方法は次のような条件をクリアしないと選択肢になりません。
①商店街既存の力量で着手可能なこと
②最少の投資で可能なこと、特に個店の取組は投資不要なこと
③可及的速やかに個店の業績を回復出来ること
④取組を戦略課題に絞り込み、一点突破―全面展開を目指す

縷々条件を確認してきましたが、果たして以上のような多岐にわたる条件群をクリア出来る取組があるでしょうか?

消費増税、コロナ襲来で疲憊しきっており、かつ将来の展望を見いだし得ないでいる個店群、商店街が喫緊に実現しなければならないことは何でしょうか?
言うまでも無く個店群の増従増益の実現です。個店が陥っている減収減益趨勢から脱却しない限り、すべての活性化策は画餅に終わります。

採用すべき取組は、
①個店の増収増益を直接の実現すべき目標にしながら
②①取組の成功・拡大に商店街の商業集積としての再構築を展望する、というもの。
【売れる売場づくり】が再スタートする環境変化対応プロジェクトの第一段階です。

ご承知のとおり、弊社は「売れる売場づくり」からスタートする商店街活性化のピウロジェクト、ロードマップを既に提案しています。

□中心市街地活性化プロジェクト

―中心商店街活性化のアドボケイトプラン―
 コミュニティモールプロジェクト
 https://bit.ly/31FshTC

失敗している環境適応事業の代替案と言う視点でご検討下さい。

□近隣型商店街の再構築について
前号で『コミュニティマートプロジェクト』として提案しました。
このプロジェクトは今月中旬からスタートする商店街があります。
半年後の成果目標:前年同月対比10%アップを目指します。
取組状況については本メルマガで逐次報告したいと思います。

今現在、激変する環境への対応策として商店街に出来ることは『売れる売場』を輩出すること、売れる売場=お客から見て買いやすく快適でショッピングを楽しめる売場を輩出集積すること以外に選択肢はありません。
「売れる売場づくり」の理論と技術の不在は、小売業業界全体に共通する欠陥、百貨店やモールのテナント売場も優れているわけではありません。一足早く着手した集積、売場にお客が集中します。

目指すは「協働的商業集積」としての再構築
商店街の環境適応は「協働的商業集積*」への移行以外に選択肢は無いと思います。
*協働的商業集積:自生的商業集積である商店街を形成している中小商業者が自由意志による協働で構築する商業集積。郊外型ショッピングモールをはじめとする各種商業集積とは競争的棲み分けを目指します。

あらためて商店街活性化とは
①環境変化への対応に失敗して衰退趨勢に陥っている商店街が、
②あらためて適切な環境適応プロジェクトに取り組むことで
③商業集積としての持続可能性を再構築すること。
その第一歩は既存個店群の中か自助努力で『売れる売場』への転換を実現する売場を輩出すること。この取組が軌道に乗れば懸案となっている他の事業についても活路が開かれます。

商店街活性化の定義=課題を、環境変化への対応を誤った結果陥っている衰退趨勢からの脱却とすることで、これまでとは異なる視点から選択肢を検討しました。活性化実現の方向は、商業集積としての持続可能性を構築すること、取組のプロセスで「売れる売場」、お客に支持され繁盛する売場を輩出することです。「売れる売場」の輩出が商店街活性化実現の基礎であることをあらためて共有させて頂きました。

ポストコロナの商店街
一部条件に恵まれているところを除けば、これから商店街、個店の環境はいっそう厳しくなることが確実視されます。業績不振から廃業する個店も後を絶たず、組織の求心力も弱わまり、存続が危ぶまれるケースも増えてくると思われます。
環境適応策として失敗だった従来の取組、通行量の増加、空店舗の解消、三種の神器的な取組に上位目標無しで取り組むというパターンは卒業、『売れる売場づくり』から再出発する商業集積としての再構築を目指そうではありませんか。

当社は新しい取組のスタートにむけた『商店街活性化の論理と戦略』をはじめ、取組に不可欠の理論・知識を提供します。
何事によらずお気軽にご相談下さい。(Web上の相談は無料です)

※別添の『売れる売場づくり・試行版セミナー」を開催されると前後の時間を利用して『商店街活性化の論理と戦略―正しい環境適応の方向と方法―』について合意形成のための勉強会(2~3時間)の講師を無償で引き受けます。

小売業は『環境適応業』
消費・購買行動の変化、競争の変化という二大環境の変化に適切に対応しなければ将来の展望を切り開くことは出来ません。
商店街が直面している課題は、従来から取り組んでいる活性化事業と同質類似の事業を追加することでは無く、これまで取り組んで来た「環境変化への適応事業のための事業」の誤り―失敗を確認し、誤りが原因で陥っている衰退趨勢から脱却することです。
誤った活性化=環境変化への誤った取組から一日も早く脱却、個店の繁昌と商店街音の商業集積としての持続可能性を一体的に実現していく『コミュニティモールプロジェクト」の採用に向けて、そのテスト版『売れる売場づくり・試行版セミナー』の開催について、重ねてご検討をお薦めします。

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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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