FC2ブログ

作成・協議は勉強のプロセス

 基本計画作成委員会、活性化協議会は、中心市街地活性化の実現に深く関わることになる人たちで組織されていますが、この人たちが中心市街地活性化の推進・実現に必要な知識・技術を既に持っているとは限りません。
中心市街地の現状、これまでの取組、既存の基本計画に思いを致せば、むしろ所要の知識・技術の装備は遅れている、と考えられます。

 これは由々しいことでありまして。
当サイトではかって「商店街活性化の七不思議」として活性化が成功しない原因を列挙したことがありますが、その一項に「活性化が必要な人たちが活性化策を決めている」ということを挙げています。
中心市街地の場合もひょっとしたら同じ傾向があるのではないか?
と危惧されるのでありまして、もちろん、中には卓越した知識・技術を装備している人も参加されているかも知れませんが、それが組織全体に共有されている、ということは無いと思います。
そうしますと、せっかくの知識・技術も組織的に内容を検討する機会を得られないまま、 one of them として取り扱われることになりかねません。
結局、基本計画も答申も「なぜこの計画で進むのか」ということへの合意が形成されていなかったり、「理論的な裏打ちのない」レベルの合意になってしまったりする可能性があります。

 こういう事態に陥ることを防ぐためには、“取組の関係者が作成・協議に必要な「知識・技術」を装備しているとは限らない”ことを率直に認め、対策を講じることが必要ではないでしょうか。
限られた時間での取組ですから、なかなか「勉強の時間」を確保することは難しいと思いますが、だからといって勉強抜きではこれまで同様の取組に終わる可能性が高い。

 当社が支援した事例では、スタート時点で全体のスケジュールを作成し、かつ、各会議のはじめには討議に先立って当日のテーマについての「勉強」を行、その内容を了解した上で、当日のテーマについて論議する、という形式を使ったことがあります。
一体的な計画を作る上で大いに効果があったことはもちろんですが、さらに、計画の作成・検討が終了した段階で、計画の目的・目標から、個別事業の意義、実施上の課題の共有、事業・組織間の連携など一体的推進の実現に不可欠の条件が「基本計画」作成・検討のプロセスでしっかり実現されました。

 理論抜き・勉強抜きの計画作成・検討では、実現できないことだと思います。

 皆さんの“基本計画”作成及び検討のプロセス、参加者の「作成・検討に不可欠の知識・技術の確保」にはどのような手だてが講じられているでしょうか?

 特に商業者委員の場合は、基本計画を商店街の自助努力と結びつけていく、という大仕事が控えています。
この仕事を遂行していくには、商店街組織をその方向へ誘導していく大義名分と実践を指導していく、知識・技術・力量を装備することが不可欠です。何しろ「七不思議」がありますからね。

 ということで、中心市街地活性化は、計画作成委員会、活性化協議会のメンバーの「勉強」からスタートしなければならない、作成・検討の過程はそのまま「勉強」のプロセスにすべきだ、という提案ですが、如何ですか?
他の道を選択する場合は、「勉強の機会」を別途確保しなければならない。
まさか、「うちの委員会、協議会は勉強済み」というところはありませんですよね?

また課題が増えたw
ブログランキング

コメントの投稿

非公開コメント

-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ