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商店街活性化、最大のピンチを最大のチャンスに

□商店街活性化の根本的な誤り
商学者三家英治さんは、商業学について、"学問としての商業学も、理論的な体系化は早くから試みられてきたが、昔からほとんど前進せず、言わば発展途上国にもなれない暗黒大陸のど真ん中にある未開拓地域のようなものであった"
と述べています。(写真参照
商店街活性化が始まって(大店法)半世紀が経とうとしていますが、この間、商学、商業学方面から活性化の実現に貢献するような提言はほとんど行われていません。
商店街活性化は、導きとなる理論が提供されないまま、もっぱら「商店街間競争当時の経験」、「成功事例への追随」、「チェーンストアの見よう見まね」などで取り組まれてきました。
その結果は、消費増税への対応の無為無策、コロナ災害への対応の無力、という形で誰の目にも明らかになっています。
〈見る気〉があればの話ですが。
商店街が直面している問題を理論的に掘り下げるという作業は、本来は学識経験者、コンサルタントなどの仕事ですが、まったく行われないまま、指導者も「眼に見える問題」に「眼に見える対応」で取り組む、という商店街の取組に追随するばかり。
部外からの適切な指導支援が受けられない商店街が取り組む〈眼に見える問題〉への〉眼に見える取組〉
例を挙げてみましょうか。
通行量が減っている:通行量増加=イベント
空店舗が増えている:空店舗解消=補助金つき出店公募
来店客が減っている:「三種の神器」による集客
それぞれ"眼に見えている問題"は解決しましたが、それら眼に見える問題が起きている原因については解明しないまま、専ら眼前の問題への対処に終始したため、商店街の陳腐化―劣化は解決されること無く、空洞化は進展するばかり。
この間取組に使われた時間、お金は膨大なもの、まともな活性化策に取り組んでいれば当然実現出来た「収益」も考えると、計算不能な規模の無駄遣いと逸失利益が発生しているわけです。
これは活性化を導く「商業理論」が無かったことに起因しており、このことを指摘し、理論を提供出来なかった学識経験者、コンサルタントの責任は重大です。
しかし、ものは考えよう、これまでの取組の〈至らなさ〉が了解された以上、二度と再び同じ道は辿らない、と決意すれば新しい道が開かれる可能性がある。
というか、新しい道は既に用意されており、われわれが提案している〈活性化への最後の選択〉です。
商店街活性化へのラストチャンスと我々の提案が陽の目を見るラストチャンス、ダブルラストチャンスの到来です。

□個店の収益性の再構築と商店街活性化の一体的推進
ポストコロナ、商店街を活性化するには、「商業理論不在」のもとで取り組んで来た"対症療法"から決別、持続可能な商業集積としての再構築を目指さなければなりませんが、その覚悟は出来ているでしょうか。
取組のスタートは今現在、全国の商店街が直面している問題、"買い控え・店ばなれ"にどう対応するか、ということ。
「持続可能な商業集積への移行」という商店街活性化の方向と方法を確認して、早急に取組をスタートさせないと、櫛の歯を引くように離脱していく組合員を引き留め、反転、商売繁盛への意欲を奮い立たせることは難しい。
個店の増収増益と商店街の商業集積としての再構築、密接に関連している二つの課題を一体として取り組む「持続可能な商業集積への漸進的な移行」を起動する絶好のそしておそらく最後の機会です。
まずは〈売れる売場の作り方、お客に見える売場づくり〉試行版の取組から。

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