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商業界は暗黒大陸?

日本経済の先行きは予測通り長期低落傾向に突入です。好転には小売業の業績回復が必須ですが、その方向への動きは見られません。このままでは低落が加速するばかり。
商店街活性化に「理論」が登場しないのは何故か?
答えは簡単、「理論」が無いからです。
商店街では、商学の理論は実践には役に立たない、と思われていますが、本当は「商学には理論が無い」のです。役に立つも立たないも理論が存在しない。(理論が必要かどうかは後ほど)
商業理論の構築に努力されている商学者・三家英治さんは次のように述べています。
“学問としての商業学も理論的な体系化は早くから試みられてきたが昔からほとんど前進せず、言わば発展途上国にもなれない暗黒大陸のど真ん中にある未開拓地域のようなものであった。商売と学問は別物と考える商業者は未だに多く、現実の商売を経験と勘に頼り、商業の普遍的な考え方の究明つまり学問にはまったく関心を寄せてこなかった”
(三家栄治『要説 商業とは何か』1994 晃洋書房)
商店街活性化界隈で取組を導く理論の必要性がほとんど話題に上らないのは、理論が不要だからでは無く、これまでまったくといっていいほど提供されていないから。
商店街活性は、学識経験者多数の参画にも関わらず、商業者の“経験と勘”に基づいて取り組まれてきたわけです。
ポストコロナ。
経験と勘はまったく通用しない時代の到来。
これは怖ろしいことですね。
昨日とまったく同じ立地、売場づくりでシャッターを開けたら、突然お客が来なくなり、売り上げ暴落、打つ手は分からない。
(2%の値上げで売り上げが二桁ダウンした消費増税のときもそうでした)
商業者、商店街のこれまでの経験に無かったことです。
経験と勘が通用しない時代の到来。
何を頼りに経営を立て直すか?
全国の商店街、地場小売業者のみならず、チェーン小売業、通信販売等々小売全チャネルに共通する問題、さらにはベンダー、輸送、金融、機会、原材料、エネルギー当産業全般に確実に波及していきます。
体験したことの無い環境で環境で事業を継続していくには、仮説―試行で取り組む以外にありません。この時、仮説は“小売業の原点”、“消費購買行動の変化”を的確に理解した上で設定しないと成果を挙げることが出来ません。
暗黒大陸の未開拓地域を踏み渡っていくには「地図」か「案内人」が不可欠です。商店街活性化の場合、地図は「理論」、案内人は「学識経験者」ですが、地図は無く、案内人は道を知らない、というのが商店街活性化の現状です。
暗黒大陸、未開拓理域をどう開拓していくか、商店街活性化は地図、案内人の確保が最優先課題。

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