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自生的業集積と計画的商業集積

1.商店街=自然生長的商業集積とは、当該商店街を事業立地として選択出店した中小規  模の店舗群が意図せずに形成している商業集積。
店舗=経営として自律している物販施設群、商品構成、提供方法、提供環境の三要件に よって構成されている。商店街の社会的機能は、集積する個店群の営業活動の全体によ る商圏所在の住民への消費財の提供。
集積間競争の結果、衰退趨勢に陥っている「消費財提供機能=物販機能」を維持・存続 可能なレベルに再構築するのが商店街活性化。
「商店街活性化」を街区の用途変更など他の意味で使うのは意味不明。

2.計画的商業集積とは:標的とする消費購買行動に対応する売場構成、提供方法、環境及 び付帯サービス等を計画、集積に適応する店舗群を招聘して構築される、コンセプト主 導の商業集積。商店街空洞化の過程は、集積間競争の結果だが、実際は集積vs集積で はなく、計画的集積の顧客吸引力と商店街立地の個店ごとのそれとの競争、話にならな い。スーパーマーケットが提供する「夕食献立材料のワンストップショッピング」に対 して商店街立地の生鮮三品の各「専門店」は競争する手段が無い

3.商店街=自生的商業集積の活性化は、物販集積としての自生性を放置したまま、立地街 区の基盤整備、非物販集客施設の整備、来街訴求、販売促進などに注力しても競争力= 購買行動吸引力の強化にはならない。専門家はなぜこのことを指摘しないのか、謎。

4.中活法・基本方針には、小売業の集積性について、"中小小売商業の競争力の根幹は、 業種揃え・店揃えの最適化にある" と喝破しているが、この場合の「最適化」とはかっ て商店街で言われていた「欠業種の補填」では済まない。計画的集積の「業種揃え・店 揃え」は、自生的集積のそれとは異なり、 集積が標的とする客相にマッチした売場揃 え・品揃えを目ざす。

5.「業種揃え・店揃え」vs「売場揃え・品揃え」。
 この差が自生集積と計画集積の違い。商店街が克服出来ない「来街誘因」の差だ。これ を乗り越えないと商店街の商業集積としての活性化は実現出来ない。問題の存在さえ理 解されていないが。

6.一部では空き店舗の解消を「テナントミックスサポート」と称して、商店街活性化実現 と理解されているが、空洞化を克服する取組では無い。計画集積が主流となっている今 日、商店街も自生性から脱却、計画集積と互角以上のショッピング行き先としての求引 力を構築しないと活性化は実現出来ない。

7.空洞化している商店街への新規出店は、個店単独の集客力で広域商圏の競争に巻き込ま れていくのが必然、商店街の店揃えは新規出店をバックアップする力を持たない。新規 出店が挫折する理由の一。

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