FC2ブログ

RSCは本当に脅威か

 RSC(リージョナルショッピングセンター)、数十のサブテナント群で作るモールを中核とする広域型ショッピングセンターです。イオンモールやゆめタウンなど。
アクセル&ブレーキで今後の出店戦略に関心が集まっています。
当ブログ&サイトでもこのところ、特に九州地区の動向をよく取り上げています。

 RSCは、「自然成長的商業集積」といわれる中心商店街の天敵でありまして、中心市街地・商店街を活性化しよう、と言ったとたん、真っ先に出てくるのが“RSCとの関係をどう考えるべきか”ということです。というか、RSCの正体を知り、その分際(ぶんざい:社会における身分・地位、身の程)を理解せずに「中心市街地活性化への道」を描くことは出来ません。

 ところが、実際には
旧スキームでは、「活性化への道」として“ショッピングモールとしての再構築”にTMOを司令塔として取り組んでいく、という方向が提示されていましたが、RSCを理解していないレベルで「モールへの道」を理解できるはずもなく、国内一個所もこの道を選択実践している都市はありません。
 この点、総務省の総括でもまったく言及されておらず(つまり、モール見立て~TMOという構図が理解されなかった?)、まあ、それやこれやが重なった結果、現場では“活性化できなかったのは目標が数値化していなかったから”というきわめてご都合主義の総括が行われているのではないか、と思いますが、どんなものでしょうか。

 問題は、RSCの隆昌に象徴される地域商業の現状にどう切り込んでいけば中心市街地の活性化が実現できるかということに凝縮されるわけですが、見事なまでにこれをスルーしつつ、“住む人・来る人増やし”にすべてを託しているというのが目下の主流的取組、「住む人・来る人」の消費購買行動は、RSCに向かうことは無いのか?、いま現に中心市街地に居住している人たちがそうしているように。
というあたりはどう考えられているのでしょう。

 他方、一部の都市ではナショナルチェーンの「専門店」を中心市街地に誘致することを目指しています。
“テナント誘致~買い物客の増加~既存地元店への回遊”というシナリオでしょうか。実現することは不可能ですが。
 この路線もRSCの分際を理解していないまま、最強のRSCに幾ばくなりと追随しようという情けない路線、といったら怒られるでしょうね。

 いずれにせよ、RSCについての十分な理解を持たずに中心市街地の商業・商店街の「活性化への道」が構想できるものかどうか、関係の皆さんはあらためて考えて見るべきです。
「基本計画」の認定、早いが故に活性化の実現が早い、とはならないことがよく理解されるのではないでしょうか。

 RSCについて一言も触れられていない「基本計画」はけして珍しくないのですが、ホントにそれで御市の「中心市街地の活性化」を実現できるものかどうか、もう一度あらためて再検討が必要ではないでしょうか?
当社で良ければいつでもお手伝いしますけど。

RSCを理解せずに中心市街地活性化を語ることなかれ

 “中心市街地にとって、RSCは本当に脅威か”
そんなことはない、ということをちゃっちゃと書くつもりでしたが、前説だけで長くなりました。
 続きは、明・月曜日から【理論創発】で。

 久留米、鹿児島、別府など目下当ブログで取り上げている都市をはじめ、全国の中心市街地活性化関係者各位、必読です。

「SCを理解せずして発言することなかれ」
ブログランキング

コメントの投稿

非公開コメント

-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ