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定義なき商店街活性化の惨状

おつきあいはありませんが、直接リーダーさんなどにインタビューした商店街の状況をご参考まで。

活性化の取組として集客イベントに取り組んでいるが、人出は当日限り、成果が得られない活動に店主さん達は疲労困憊している。次に取り組む事業がないため続けているが、活動に背を向ける者も少なくない。

活性化のための取組のはずが組織の危機を招来している。

効果が無いと分かっているのにそれでも「活性化事業」が止められない。
もはや組織の体をなしていないのに、補助制度を利用して「社会的課題に対応する」事業に取り組むという。
社会的課題への対応は、そのこと自体が目的では無く、それを事業機会として活用しうる条件を持った商店街のみが取り組めること。条件を持っていない商店街が取り組んでも、イベント同様成果は得られない。疲労が募るばかり。

活性化事業に取り組むことが商店街の疲弊を募らせるという悲喜劇は、直接聞いた事例以外にもあり得ることですね。定義無き「活性化」に呪縛された執行部と背を向ける組合員、組合の存続は風前の灯火。
定義なき商店街活性化、論理と戦略なき取り組みの最果て、条件が許せば解散の可能性も。

商店街活性化とは、そこに立地する中小小売商業が事業を持続出来る条件を維持、または再構築すること。
喫緊の課題は、陳腐化している売場の改革ですが、本当に直視されませんね。活性化と言えばオウム返しで通行量と空店舗という思考省略がとんでもない結果をもたらしている。
関係各方面は知るや知らずや。

空地・空き店舗を利用して20件以上の新規出店を実現し、近来まれに見る活性化成功事例・奇跡の商店街と喧伝される事例は、既に撤退2件、新規出店者の組合への加盟ゼロ、商店街への波及効果無し、ついに組合は解散、という惨状です。

多くの商店街で活性化の取り組みが行き詰まっているのは、元はといえば、「商店街活性化とは商店街がどうなることか」きちんと定義しないまま、眼に見える問題に対症療法的に取り組んだ結果です。
ほとんどの商店街で大なり小なり起きている可能性が高い。

繰り返しておきます。
商店街活性化とは、事業機会の創出では無く、事業存続の条件の維持または再構築。

特に急を要するのは、既存個店の売場改革。
商店街活性化事業は、従来からの経緯にとらわれることなく「売れる売り場づくり」に集中すべき時です。

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