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一体的推進の目標

中心市街地活性化法のスキームで描かれている「中心市街地活性化」の【目的―取り組み方】を理解して作られている『中心市街地活性化基本計画』はほとんど一個も無いといって過言ではありません。
ほとんどの計画が目標未達に終わっているのはこのことが究極の原因です。しかし、この原因にたどり着いている関係者はいないので当分今の状態が続くことになります。当分とはいつまでか?
商店街の皆さんがこのままじゃいかん、と言い出すまで(^_^)

もともと商店街活性化とは、集積間競争に巻き込まれていながら適切に対応するすべが無く、長期衰退趨勢に陥っている商店街を趨勢から脱却させるというもの、衰退趨勢の原因であり結果でもある「個店売場」の「売れる売場」への転換無くしては実現出来ないことであり、売場中心の業務の中で日々取り組んでいくことで実体化していくべきものです。

しかし、実際の取組は、個店のことはオーナーが専門家だからと個店に任せっきり、組合は一過性のイベントなどでお茶を濁している、というのが現状です。
売り場が変わらないのに、通りで年に数回行うイベントが多少目先が変えて取り組まれても個店の客数・客単価にはほとんど影響がありません。関係者が催事のたびに実感していることですが、今や常態化していて誰も疑問を感じることもなく、これが商店街の販促活動の通常の姿、となっています。

どうしてこんなことになっているのか?
一つは、組合員が孤立しているから。
組合に所属しているとはいえ、自店の問題の相談や商店街への要望などを腹蔵なく話せる機会は全くありません。
組合員は「商店街出店しているから、世話になっているか」ということで、組合費を払い、イベントに参加し、「共同事業」のメリットを受ける、ただそれだけの存在と見なされています。
組合員も商店街とはそういうところだと割り切りつつ、しかし、厳しい日々の中「組合はもっと何か出来ることがあるだろう」という気持ちもありますね。
もっと出来るんですが、やろうという気力に欠けている・・?

縁あってこの時期にリーダーを引き受けている人は、商店街活性化に取り組み、その中で自店の繁昌を実現していく、という覚悟を持っていることが必要ですが、その根拠となる「商店街活性化の可能性」がほとんど見えていないといくら気持ちは持っていても実務には手も足もでません。もっぱら先輩から受け継いだ事業メニューを改善しながら受け継いでいくだけですが、ここに来て「それで消費増税を乗り切れるか」という問題に直面することになりました。

この状況を突破することが喫緊の課題ですが、そのために必要なことは、各種事業を組み合わせて取り組むことで実現を目指す最上位目標である【一体的推進の目標】を決定すること。
集積間競争の中で商店街は存続するためには、自生型(自然生成型)商業集積から理念(コンセプト)主導型商業集積に移行しなければならない。
どのような集積に、どのような方法で移行していくか?
これが商店街活性化を進めていく上で真っ先に解決しなければならない問題ですが、これまでのところ、全く問題になっていない。

上位目標がないまま取り組まれる「活性化のための事業」は、手段であるはずの事業が目的化し、取り組むことに意義がある、取り組むことが活性化だ、という間違った考えが蔓延ります。
各種補助事業も手段としてではなく、目的として取り組まれる。
結局、事業が終わった後に残るのは何の変化も起きなかった売場群け。明日からまた次のイベントまで孤立した売場ごとに集積間競争に否応無く参加しなくてはならない・・。

 類似微差事業を数十年間繰り返し、まったく活性化に近づけなくても「済んだことをとやかく言っても仕方がない」ということで、水に流して次のイベントまで開店休業。
1年365日追求すべき目標、各個店~商店街を貫く「一体的推進の目標」はありませんからね。

商店街活性化における【一定的推進の目標】とは:
どのような商業集積を目指すのか、それをどのような方法で実現するのか、
ということなのですが・・・。

旧『中活法』時代の基本計画には「一体的推進の目標」を掲げることが決まっていましたが、改正後のスキームではフェイドアウトしています。しかし、目指す商業集積としての在り方を決定せずにどうして集積間競争のまっただ中で自然生成型商業集積のままで存続できるでしょうか?
あらためて自問自答していただきたい。

商店街―中心市街地活性化を導く【一体的推進の目標】を「論理と戦略」と共に提案しているのは、活性化の取組が始まって以来、全国唯一、弊社だけ、その提案が【コミュニティモールとしての再構築】であることはご承知の通りです。

商店街を商業集積として存続させる取り組み、最上位目標は「コミュニティモールとしての再構築」であり、接近していく方法は、売場構成の最適化、既存売場の売れる売場への転換です。
その一部始終は、公開しています。
ただし、実践は弊社若しくは弊社と同等以上の力量を持った支援者が必要と思います。

【一体的推進の目標】の確立を自分が直面している問題を解決する方向と方法として挑戦する価値のある【仮説】であると理解し採用を決意出来るかどうか。
リーダーとしての力量が掛かっています。

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