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中心市街地活性化基本計画作成の要件

商店街活性化の計画全般に言えることですが、いろいろな分野の専門的な知識が不可欠です。

ちょっと挙げててみますと:
①問題解決の一般理論
②計画作成の一般理論
③商業に関する一般理論
は必須です。

しかし、実際に作られている基本計画を見ると、3つの理論を3つとも装備しないまま作られているものがほとんどです。
したがって、計画されている各種事業間に先後関係が無いし、そもそも各種事業を一体的・計画して実現を目指す「商業集積としてのコンセプト(お客からみた利用目的)」が掲げられていない。コンセプトが無いと、取り組むべき事業群とその規模・質、先後関係などを決定することが出来ません。
結局それらしい事業をアトランダムに羅列して計画と称しているのが多くの中心市街地の計画です。目標・目的を達成出来ないのも当然です。

問題は、下位目標を明確にする、数値化する、PDCAを回す、というレベルでは無く、計画作成能力のレベルにある、ということです。ところが計画作成は大手シンクタンク、コンサルタント会社所属のプロのプランナーに依頼して作っていますから、地元でこの不備に気づくことは容易ではありません。

本来ならプロのプランナーが3分野の理論を熟知しておかなければいけないところ、中心市街地・商店街活性化に参画してくるプランナーさん達はそのスキルに問題がある、ということですね。これはきわめて基本的なことですから、プランナーさんが所属する組織自体のスキルが問われることになります。
地方再生や地域活性などプラニングにも不備が出ているに違いありません。日本列島は明治開国の経緯からコンセプチュアライジング、プラニング方面が苦手です。
「ポストバブル」というモデルが存在しない領域に入ると、なかなかうまく対応出来ません。その点、欧米は未知の領域に対応するのは得意です。近年の彼我の格差はこの能力の差です。

商店街活性化については、欧米では取り組まれていない、前人未踏の大仕事。これをやり遂げると域内で所得~消費~所得循環が活発になり、域内を循環する資金が増えます。
この前人未踏へのチャレンジが「お客に見える売場づくり」を柱とする商店街活性化の取り組みですね。

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