FC2ブログ

理論の共有

商店街が活性化出来ない理由の一つに、活性化を導ける内容を持った商業理論が存在しない、ということがあります。
あらためて考えれば、40年間以上、理論無しで取り組んでほとんど不都合を感じなかったわけですから、今更理論が必要だと言われてもぴんとこないかも知れません。

しっかりした競争相手が存在して互いにしのぎを削っている状態なら、理論は不要でした。互いに相手の出方、お客の行動を見ながら手を打つことが出来たわけです。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどは業態内部の理論は持っていても、商業全般を理解する商業理論は持っていなくても〈競争〉に促されて店づくりが出来ます。

一方、競争相手がいない、少なくとも区域商圏において商店街を競争相手と見なす商業施設・集積が無いという状態にまで落ち込んでいる商店街が商業集積といて再起するためには、広域圏における消費購買行動の状況、集積環境雄の実態等を理解した上で、自分たちが目指すべき商業集積としての在り方を決定し、売り場の連携としてそれを実現しなければならない。

そのためには理論が絶対に必要ですが理解されていない。

理論の共有は、商店街レベルだけでは無く、個店・売り場の増収増益を実現・維持するためにも不可欠です。
セブンイレブンの加盟店は理論無しで造酒増益を継続していますが、それが出来るのはシステムが整備されているから。
システムに組み込まれていない個店が増収増益体制を作り上げるには商業理論を装備していることが不可欠です。

小売業は今日のお客の消費購買行動を見ながら明日の品揃えを蹴ってしなければならない、というクリエイティブな仕事ですが、それを可能にするのは理論を基礎とする〈仮説―試行〉の力です。

〈仮説―試行〉を単なる思いつきの繰り返しでは無く、売り場のレベルアップの原動力にするためには、理論を修得し実践の中で使い方に習熟していくという売り場運営が不可欠です。その基礎となるのが商業理論ですから、理論の維持・改善は商業者である以上、欠かすことの出来ない仕事です。

協働を理念に掲げる商店街組織も商業理論を装備していないと有効な〈仮説―試行」が企画できず、懸案である〈求心力の再構築〉が出来ない。
勉強抜きで商店街活性化、というのは有り得ない話。

理論の共有、キラリを体験した皆さんも今ではすっかり忘れているのでは、と思いますが、先日久しぶりで状況報告のあった商店街では細々と活動を続けている、2年ほど離れていた熱心な市の担当者も復帰したのでこれか頑張るとのことでした。視察も企画されているようで、ここからはあらためて〈理論も共有〉を念頭に活動を再編していただきたい。

コメントの投稿

非公開コメント

-
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ