個店の繁盛と商店街の活性化

中活法・基本方針には、「中小小売商業の競争力の根幹は業種揃え・店揃えの最適化」と書かれています。
何を意味するのか?

1.中小小売商業は単独立地で経営を持続するのは難しい。
2.地場小売業が参加できる立地は商店街。
3.商店街は「業種揃え・店揃え」が計画されていない。
4.商店街立地の小売業は「業種揃え・店揃えの最適化」に取り組まなければならない。
ということですね。
ちなみに「競争力」とは、標的顧客相を吸引する力、中小個店の吸引力は自店の業容、力だけでは不十分、経営を持続するためには集団の力を作りださなければならない。

商業集積に参加している個店が期待できる来店客は、
1.自店の経営努力・売り場づくりが吸引するお客
2.集積内の他店が吸引するお客
3.集積そのものが吸引するお客
の三種が考えられます。2,3のお客が「買い回り・回遊客」ですね。
ちなみにショッピングモールに立地するテナントの来店客は、3>2>1でしょうか。

集積としての魅力が空洞化している商店街の場合、回遊効果は期待できず、個店のお客はそのほとんどを個店独自で吸引しなければならない。
販売促進などに経費がかさむことになります。

個店にとっての商店街活性化とは、「業種揃え・店揃えの最適化」=集積としての吸引力を向上させることで「競争力」を高め来街客を増加することで自店への買い回り・回遊客を増やすことです。
そのためには、商店街が全体として担保する「ショッピング行き先」としてのコンセプトを定め、各個店がコンセプトを担う方向で売り場づくりを転換しなければならない。
これが「最適化」の取り組みです。
「最適化」に取り組まないまま、各種販売促進事業などに取り組んでも、1・2・3、どのお客も増えません。

商店街活性化は、「個店の業容」と「商店街の業種揃え・店揃え」双方の最適化を同時並行して追求推進する取り組みで無いと効果を発揮することが出来ません。
これまで来街促進一辺倒で取り組んできた活性化事業の結果が何よりも雄弁に教えてくれているところですが、問題意識が無いと教えられているということさえ分からないかも知れません。

個店の繁盛と商店街活性化、まずは集積としてのコンセプトを打ち出し、有志個店がその方向で「売れる売り場づくり」に挑戦し、増収増益を実現して活性可能性を実証する取り組みに出来るだけ早く着手すること。商店街活性化に使える時間はどんどん少なくなっています。

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