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藻谷流商店街活性化:店は店前通行量を増やすと繁盛する

商店街活性化と言えば、まず上げられるのが、通行量増大と空き店舗の減少ですね。ほとんどの関係者が何の疑いも無く取り組んでいます。行政も補助金その他で支援する。しかし、その結果商店街にお客が戻ってきた、店が繁盛するようになった、という声はほとんど聞こえてきません。
どういうことでしょうか。

「通行量の増大」で想い出すのは、藻谷浩介さん。
『住む人来る人が増えれば街は活性化する』= “日本一元気な商店街は佐世保市中心商店街、疑うものは四ケ町に行ってその通行量を見よ”
ということで、一部では『通行量増大』説の元祖と目されている藻谷浩介さんですが、藻谷さんは言い出しっぺじゃありません。

藻谷さん、「住む人来る人が増えれば(通行量が増えて)商店街は活性化する」と主張はしましたが、なぜそう言えるか、論証はしていません。
論証抜きの主張はどこから出てきたのか? 
実は藻谷さんが思いついた話では無い。

実は「通行量が多い場所は好立地」とは昭和商業の常識でした。
遡及すれば「もの不足&買物行先不足」という時代の常識。
集まっている人たちに石を投げれば「ものが欲しい・買いたい」人に当たる、という時代の話ですから、そのつもりで聞かないと。

集積間競争が激化、来街買物客・店前通行量が減少すると、昔はよかった、という懐旧談とともに、店前通行量さえあれば繁盛する自信がある、はては、売場の改善が必要なことは分かっているが、通行量が少ないので取り組んでも効果が無い、交通量が少なくてはやる気が起きん、という発言まで出ますからね。

「来街者、通行量を何とかしよう」の大合唱は昭和由来。
藻谷さんは大合唱に後発参加して関係各方面に多大の影響を及ぼすリードボーカルに登り詰めましたが、その根拠?は、全国の市町村を自費で回った、という前口上以外何もありませんでした。それで通用したのは「通行量増大=商店街・昭和の常識」という底流が商店街関係者の頭の中にあったからですね。

古来、耳に入りやすいのは耳側に下地がある場合。
そもそも聞く側が:
商店街活性化は商業集積としての再構築であり、まず既存個店群が『売れる売り場づくり』に取り組むことからスタートすべき、
と理解していれば、藻谷さんが「商店街活性化の第一人者」などともてはやされることは無かったでしょうし、商店街活性化の取り組みもちがったでしょうし、商店街の姿もこういうことにはならなかったかも。

大の大人が商店街は通行量を増やせば活性化する、などと大まじめに通行量を増やすための「事業」に取り組んでいるのは滑稽千万、商業施設で売り上げ不振対策として「店前通行量の増加」に取り組んでいるのは商店街だけ。
いい加減にしときましょう(^_^)

繁盛したければお客さんに楽しんでもらえる売り場を作る。 商店街を活性化したければ、個店群が楽しい売り場に変わっていく。 他に方法はありません。

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