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商店街活性化の危機

 このままでは商店街は活性化できず、立地する個店はただ自店の力量の限りで営業していく、というあり方を変えることが出来ない。

 中心市街地活性化基本計画、今年度認定されたものをいくつか読んでみましたが、キモである第七章・経済活力の向上(内容は商業の活性化)のための事業および措置」の内容は、実質デフォとなった認定第一号・青森、富山両市の計画を相変わらず踏襲しています。目標も通行量の増加、販売額の増加。
相変わらず、取り組みの目的・目標、事業の構築が間違っています。

 先行、終了した基本計画がほとんど目標未達に終わっている、という重大な状況についてほとんど検討された形跡がありません。
特に既存個店の売り場の改革・「売れる売り場づくり」という喫緊の課題には認識が示されず、従って事業も計画されていません。
結局、これまで成果の出ていない、通行量増加、空き店舗減少という二大目標を何の検討もないまま引き継いでいる、ということです。
このままでは計画期間終了時点での最終報告の内容も容易に推測されるというものです。

 最近、商店街活性化を巡る議論は非常に少なくなっています。商店街活性化が中心市街地活性化になり、コンパクトシティになり、地方創生になり、「まち・ひと・しごと」になり、と言うように対象分野がどんどん拡大・抽象化されるにつれて商店街活性化はいっそう焦点がぼけています。

 タウンマネジメントの専門家として設置されているタウンマネージャーもその多くは都市計画方面の専門家で、空き店舗の活用、イベントの担当でお茶を濁しているのではないか。
ちなみに商業系のコンサルタントでタウンマネージャーに就いているという例は聞きませんね。

 商店街は商業施策だけでは活性化できない、という検証抜き、論証抜きの思い込みから取り組み範囲がどんどん広くなった結果、商業科成果は ONE OF THEM になってしまい、グダグダになっています。

 商店街立地の個店群が協働して自分たちの経営を再生し、街の活性化を牽引する原動力にする、という取り組みはまだ一度も取り組まれないまま、商業集積としての商店街の日暮れが近づいている、という今日このごろ。

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