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空店舗活用か繁盛店づくりか

中心市街地活性化も商店街活性化も、例外なく取り組まれているのが空店舗活用事業。
商店街に対するアンケート調査で【困っていること】の上位にランクされるのが空店舗問題。これを解消するために取り組まれるのがこの事業ですね。

 新規の出店者に対して改装費や一定期間の家賃を補助し、その間に店舗のファンを作って定着してもらおうという仕組み:
1.商店街立地の借り手の無い空店舗に
2.開店補助制度を作って
3.素人の出店希望者に出店してもらい
4.繁昌して商店街全体の賑わいづくりを牽引させる
という筋書きですが、果たしてそのとおりに運ぶものでしょうか。 やってみないと分りませんか?

 これまでのところ、出店者は確保出来ても、定着させることが極めて難しい。それはそうですよね。
特に勉強もしていない素人が補助金があるなら、と思い立って開店するのですから、それでうまく行くならみんな一度廃業して出直せばよろしい。
たいていは補助金が終わると同時に撤退します。
後に何か残ったかと言えば、それはどうでしょうか。

 その間営業中の各個店は、何の関係も無く粛々と自分の商場に専念しています。

 空店舗活用より効果的で切実なのは営業中の店舗の活用です。空店舗を埋めるより、折角営業を続けている店舗の経営を支援する方がよほど効果があるのでは無いでしょうか。

1.営業中の店舗の売り場づくりに取り組み
2.増収増益を実現し、持続可能性を向上する
3.街全体の買い物行き先としての魅力を高め
4.空店舗への出店を促し集積性を充実させる
ということになれば、個店の増収増益と街の商業集積としての活性化がいっぺんに実現される、一石二鳥です。

 商店街の状況からすれば、当然この取組の方が優先順位が高いはずですが、ほとんど取り組まれていません。
一、二年は取り組まれますが、街なかに波及していく前に補助事業終了と同時にお終い、というケースがほとんどです。

 これではならじ、と3z~5年間というスパンで繁昌店づくりに取り組むことをメインに据えたのが【コミュニティモールプロジェクト】です。取り組むと決めたら3~5年間は継続して取り組み、繁盛する個店をドンドン増やし、それを見た部外から新規出店者が登場する。

 そうなれば空店舗の利用について、こちらから業種業容を指定できますからね。テナントミックスが進みます。

 空店舗事業は主として行政の事業のようですが、空店舗を埋めたからといって商店街の商業集積としての機能の充実は実現できません。

 空店舗埋めより繁盛店づくり。
正論ですが、実現するには役所をその気にさせなければならない。
理事長さんの腕の見せ所、弁舌の利かせどころです。

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