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商店街活性化 Q&A

商店街活性化の取り組みが始まってもうすぐ半世紀になろうとしていますが、未だに 「活性化に成功した、これが商店街活性化の術式だ」という事例は出ていません。
それどころか、
「なぜ商店街は活性化出来ないのか」
「そもそも商店街活性化は何故必要なのか」
「商店街活性化は誰の仕事か」
といった基本中の基本について、ほとんど共有されていません。ご承知のとおり。

そこで、いまさらながらではありますが、我々が考える「商店街活性化」についての基本的なあれこれをご披露してみましょう。
ちなみにこれは、当社が提唱する「コミュニティモールプロジェクト」の一部です。
ちなみに、『中活法』における「中心市街地」とは都市中心部の商業街区=中心商店街のことなので念のため。

商店街活性化Q&A

1. 商店街はなぜ活性化できないのか?
(1)商店街活性化とは商店街どうなることか、定義されず、実現を目指す『あるべき姿』が具体的に掲げられていない。
(2)商業集積としての賑わいの基礎である個店売場の充実のための組織的な取り組みがほとんど行われていない。
(3)高度化事業は施設整備という点では成功しているが、商業そのものの高度化という目標の達成については技術の向上など課題が残っている。
(4)「郊外型商業集積との棲み分け」という課題が理解されず取り組みが不十分である。
(5)総じて活性化に取り組むために必要な条件が揃っていない
①地場商業を活性化するために必要な理論・技術が普及していない
②商店街活性化のスキームを活用するためのマネジメントスキルの不足
(6)以上のような事情の結果、各種事業への取り組みが一過性に終わり、成果やノウハウ・ 教訓の蓄積が実現されていない。

2. 「商店街活性化」とは
(1)広域で展開されている商業集積間競争の影響で存続が困難になっている「自生的商業集積」である商店街に適切な施策を体系的に講じて、商業集積としての位置を再構築すること(以下「商業集積としての再生」という)
(2)活性化に成功した商店街では次のようなことが日常的に起きる
 ①個店の多くが繁盛しており、所要の再投資が可能であり、後継者が確保出来る
 ②共同事業が所期の成果を挙げ、広域の住民から商業集積として支持されている
 ③組合員が融和団結、組合の求心力が高い
 ④組合は、経営能力、再投資可能性などを備え、商業集積として持続が可能である
(3)活性化するには
 ①広域商圏において持続可能な商業集積としてのポジションを発見する
 ②現状からスタートして自助努力を中心とした取り組みでポジションへ移動していく
 ③既存個店群の業容転換
 ④空地空店舗を活用した店舗誘致
 ⑤プロセスを通じて経営技術の向上や経営資源の充実が可能となる取組を計画する
(4)都市経営上の商店街活性化の重要性を理解し、自治体、商業者、関係団体、市民の協働によって再生を実現する推進体制を作ることが重要である

3.商店街活性化は何故必要か?
 (1)地域住民の消費購買の受け皿として
 ①全国チェーンでは対応出来ない地域固有レベルのニーズへの的確な対応
 ②高齢化対応、宅配・買い物代行等
(2)既存地場商業者の事業機会の確保
 ①個店では対応出来ない環境変化に集団で対応することで事業機会を確保する
 ②情報技術の共有による業容革新の加速
 ③商業集積としての再構築による持続可能性の確保
 ☆市内各地の地場商業者との共同による「地場商業の活性化」
(3)市内経済循環の担い手として
 ①域内経済循環(所得~消費~所得)の担い手・地場小売業者の事業機会の確保
 ②地場商業者の活性化が再投資~域内流通資金の拡大をもたらす
(4)新規創業の場として
①空店舗・空地を利用した出店・流通資金拡大
(5)担税能力の維持・向上
①地場商業者の増収増益による税収の増大
②不動産価値の増大による税収増大
(6)雇用の確保
①安定した雇用の創出
②新規創業者への機会の提供
(7)都市再生の強力な推進力として
①移入代替・・・・・市外から移入される商品・サービスの地元産への置き換え
②移出代替・・・・・原料として移出している産品を製品化して移出
③新商品開発・・高度必需に密着する商品・サービスの開発
④新市場開拓・・既存産品の新市場への提供

4.商店街活性化は誰の仕事か?
(1)地方自治体
①都市住民の福利の増進
②所得・雇用機会の維持・拡大
③地産地消の促進
④域内所得―消費循環の維持・拡大
(2)商店街組織
①組合員の事業機会の維持確保
②集積としての持続可能性の確保
③再投資可能性の維持
(3)商業者
①増収増益
②持続可能性 再投資、後継者の確保
(4)関係団体
①組織目的の遂行
②地域社会の福祉の増進
(5)住 民
①生活条件の維持、拡充 安心安全な生活条件の維持
②地域社会の持続への協働

5.取り組みの方向と方法
(1)方 向
①郊外型商業及びEコマースとの棲み分け
②地域住民の「高度必需(*)」への対応
(*)高度必需:個人の生活充実・堪能への具体的な条
件を満たすためのニーズ
(2)方 法
①既存中小地場小売商業者の自助努力・協働の組織的推進
②空地空店舗活用、コンセプト主導のテナントミックス
③経営スキルアップの計画的推進

6.プロジェクトとしてのアプローチ
(1)都市経営、都市の持続可能性の維持、再構築という課題にとって、商店街の再生は、一般に考えられている以上に重要な位置を占めている
(2)これまでの取り組みの結果に鑑み、各種事業を一体的に推進して実現を目指す目標を具体的に掲げることが成功への不可欠の条件である
(3)取り組みの現状を踏まえ、目標を必らず実現可能な術式(方向と方法)を採用することが不可欠となっている
(4)このような問題状況に対応して商店街を商業集積として再生する方向と方法として「コミュニティモールプロジェクト」を提案する
 ※プロジェクト : 主体が新に直面した問題に既存の組織・専門領域の枠を超えた体制を組織して解決に当たる

以下略 **************************************

このレベルの問題の共有さえ出来ていないというのが商店街活性化の現状。
この状況を突破しないと商店街は活性化出来ない。
活性化出来なければどなるか?
「必要性」を再読あれ(^_^)

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