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商店街活性化、関係者の知見技術は進歩しているか

商店街の事務局を担当しているという商工会議所の職員さんから電話がありました。
商店街の役員さんからプロジェクト説明会について内容を聞くように依頼された、とのことでした。
概要を説明すると、せっかくだが商店街では今空店舗の調査をしており、調査が済んだらその結果を検討して次の段階に進むことにしているので、と言う話。ちなみに調査は大学の先生が指導するそうです。

空店舗を調査すると次に何をなすべきか、目標が見えてくる?
そんなことは無いですね。いくら数字を見てもそこから次にやるべきことが見えてくることはありません。
しかし、何となく、空店舗とか組合員の意識とか調査すると次の題課が見えてきそうな気がするのかも知れません。

こう言う発想は大店法が施行された昭和40年代、50年代頃に盛んに行われた方法です。それが今でも通用しているとはどういうことか?

つまり、全く進歩していない、と言うことですね。
考えて見ればこれは当然のことかもしれません。事業も当時とほとんど変わらない類似事業の繰り返し、おわった後の反省もないので教訓も得られない、という取り組み方を続けているんですから、知識や技術が進歩するわけが無い。
商業についての体系的な知識、商業理論が無いことが大きく響いています。
前述の指導にあたっている大学の先生も理論的な裏付けを持っているわけでは無い。商店街から頼まれたから頼まれた範囲で動くだけ、空店舗の調査から取り組むべき課題など出て来るわけが無い。先行事例が取り組んでいる「空店舗活用事業」なら調査しなくても出てきますが。

一方、商店街を取りまく競争環境のほうは当時とは様変わり、大店法時代には全く存在しなかった小売業がたくさっん登場してしのぎを削っています。
その真っ只中で活性化に取り組むと称して、空店舗の数を調べて方針をだそうと言うのですから、ため息しか出ませんね。

大学の先生がその調査を指導する、と聞けばもう本当に脱力状態です。
先生たちも活性化の取組の歴史から学んでいない、ということですから。

一方、プロジェクトの説明会を開催しようと意気込んでおられる商店街では市が今年度で空店舗対策を打ち切るということで、次の事業を検討中のところにプロジェクトが提案された、と言うグッドタイミングです。
市所有の建物をスーパーマーケットに転用したいという希望もあって、絵に描いたようなプロジェクトが実現するかも知れません。

空店舗調査とプロジェクト、もの凄い差がありますね。

この差が商店街活性化の達成状況として目に見えることがプロジェクトのビフォア・アフターです。

ところで、皆さんの商店街では今現在どんな事業に取り組んでいますか? 
成果の蓄積が出来ない事業は駄目ですよ。

商店街活性化事業を動かしている認識は,学識経験者を含め、昭和50年代のレベルからほとんど進歩していません。ショッピングモール対策など口先だけでも出てきませんからね。この状態からどう抜け出すか。
時間はあまりありません。

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