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単発補助事業と商店街活性化

商店街・中心市街地活性化、ご承知のとおり、大変厳しい状況が続いています。各種計画に掲げられた数値目標はなかなか達成出来ず、特に経済活力の向上の達成度合いを測る『通行量の増大』は達成が厳しく、達成した都市もその結果として経済活力の向上が実現しているかと言えば、「実感が無い」と言われます。
時間とお金を掛けて取り組んだにもかかわらず、どうしてこういう結果になっているのか?

  コミュニティプロジェクトを読まれた人はおわかりのように、当社は活性化が進まない原因を
1.活性化が定義されていないため適切な事業が計画されない
2.活性化実現の方向が定められていない
3.活性化実現の方法が定まっていない
4.取組の基本を導く商業理論が装備されていない
の四つに絞って指摘しています。

  なかでも商業理論が装備されていないことが重大で、理論無しで商店街を活性化に導く道筋とその道を歩き続けるために必要な事業群を組み立てることは出来ません。
中心市街地活性k化基本計画にはソフト&ハード、短期&長期の事業がたくさん計画されていますが、それらの事業をすべて成し遂げたとき、商店街に何が生まれるのか、すべての事業を一体的に推進し、最終的に実現する目標は何か?
何も示されていません。

  取り組まれる各種事業は商店街が目指す集積としてのあり方を実現するための階段として取り組まれるのでは無く、あたかもその事業に取り組めばたちまち目標が達成されるかのような位置づけで取り組まれます。
しかし、一過性の単独事業で商店街が活性化に向かうわけも無く、無為に単発一過性の事業が繰り返され、支出累計2兆3千億、後には教訓一つ残っていない、という事態に立ちいたっているわけです。

  一方、我々が提唱する『コミュニティモールプロジェクト」はどうでしょうか。
1.実現を目指す商業集積としてのコンセプトを定め
2.実現する方向を決定し
3.実現のために取り組む各種事業を計画する
4.背景には商業理論を備えている
ということで従来の取り組みとは全く異なる方法になっています。

  プロジェクトで取り組む各種事業はそれぞ上位計画であるプロジェクトの中に位置づけられ、目標を与えられて取り組みます。目標達成はそのままプロジェクトの進展を意味します。 単発一過性に見える各種補助事業は、実はこのように全体計画に組み込んだ事業として取り組むことで、個別事業としての目標を達成することがそのまま上位計画の進展を実現する、という形で取り組むことが必要なのです。
単発一過性の補助事業を活用して商店街全体の活性化を推進する。そのためには取り組みを『プロジェクト』として計画し、活性化の実現に必要な各種事業を体系的・時系列的に配置し、一歩一歩着実に前進していくことが必要です。

  本来、商店街活性化の取り組みはそうあるべきなのですが、商業理論を装備しておらず、目的目標の体系も構築せずに、『活性化事業』らしい事業を羅列し、順序も相互作用も無視した単発事業の繰り返しに終始して来たのがこれまでの商店街―中心市街地活性化だったわけです。
いま、活性化の目標が達成出来ない理由、一過性事業の繰り返しで堂々巡りに陥っている根本原因が理解された以上、これまでと同じパターンの取り組みを継続することは許されません。

  プロジェクトを選ぶか活性化を諦めるか。
いま全国の商店街・中心市街地が選択を迫られていると言ってけして過言ではありません。
さあ、あなたはどちらを選択しますか。あなたの選択が穴tの商店街・中心市街地の命運を左右するかも知れません。

※右の写真は主な都市の取組の「数値目標」の達成状況です。
成功事例と言われる日南市油津商店街、テナントミックスサポート事業で空店舗は見事に埋まりましたが、通行量は低下しています。一価瀬の事業の成功が街の活性化を実現することは無い。とのことがよく分かる事例です。

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進化する売場研究会

  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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