再論:油津商店街

まずは、西日本新聞の記事をご一読ください。

 ご承知のとおり、油津商店街の活性化事業は「テナントミックスサポート事業」として取り組まれたのですが、商店街全体の商業集積としての充実を実現することが出来ていません。
関係の皆さん、そろって「こんなハズじゃ無かった」という状況かと思われます。

 しかし、空地空店舗を利用して魅力的な物販その他の集客施設を整備して集客核とすることで商店街全体を活性化する、という手法は中活法の「定番」、パティオ事業などをはじめ多様に取り組まれましたが、ことごとく失敗しています。
このアイデアが失敗する理由については、ブログ内検索をどうぞ。
 当社は、このテナントミックスサポート事業がスタートした時点で、そいの挫折を警告しています。

  本来、商店街活性化における「テナントミックス」の取組は、
①広域商圏で持続可能な商業集積としての事業機会を発見する
②コンセプトとして定義する
③コンセプトを実現するフォーマットを構想する
④テナントミックスを設計する
⑤既存個店群の業容をコンセプトを分担する方向で転換する
⑥空地空店舗へのテナント誘致、という順序で取り組まれる商店街活性化のメイン事業です。
中活法の基本方針に言われている「中小小売商業の競争力の根幹は業種揃え・店揃えの最適化」を再構築するのがテナントミックスの再構築の任務です。

 ところが油津商店街の場合、―先行するすべての取組と同様―、
①~⑤の段階をすっぽかしていきなり⑥に取り組み、それを『テナントミックスサポート事業』としているわけですね。
たとえ新規出店の店舗を目的にした来街者が増えても、そのお客が既存個店群の売場に回遊することはありません。何故向かわないのか?当ブログの後続車であるあなたには今さら説明は不要だと思います。

 こういう取組は、単に事業に失敗するだけでは無く、事業の成果に期待してIいた既存個店群の落胆、関係各方面の徒労感、注視していた都市住民の失望と多方面に計り知れない負の影響を残します。くれぐれもご注意あれ。

 早急に是正策を講じなければなりませんが、問題はこの取組がこのままでは新規終点群の陳腐化をもたらしかねないと言うこと。さらに既存個店群を巻き込んで商店街全体の衰退趨勢を加速させかねないと言うこと。
最優先で取り組むべきは、既存個店群に対する『キラリ輝く繁盛店づくり』的事業の推進です。
『キラリ』に取り組めるかどうかに油津商店街再生の成否が掛かっています。

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