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店あまり

 当ブログ、「もの余り・店あまり」という時代背景は大前提です。
“だよね”と安易に受け流すのではなく、このことが自店・商店街にとって意味するところをしっかり理解しなければならない。

※もの余りとは:
 早い話が、献立材料を中心に「消耗財」以外の必需的生活財は、これ以上買わなくても、一、二年は平気で過ごせるくらいのストックを自宅に持っている、ということです。典型は衣料ですね。
現代の商業とは「ものが有り余っている人にものを売る」という商売だということを肝に銘じておかなければならない。
よく“ものを売るのではなく意味を売れ“といったことが言われますが、意味って何ですか? 小売店が売るのはあくまでも「もの」ですからね。「意味」などと意味不明な方向にいくととんでもないことになります。

※店あまりとは:
地域の日常的な行動範囲内に「お店」が有り余っていること。
どうして有り余っているかと言いますと、これまでの「流れ」から、「自分の都合」優先で商売をしている人、「お客の都合」優先で取り組んでいる人までさまざまのお店があるから、です。
お店は多いのですが、お客は「お客の都合」優先のお店に集中します。当たり前。

 「店あまり」という現象は、お客から見て、“無いと困る”お店や“あった方が楽しい”お店などがたくさん揃っている、有り余っているということではなくて、“あってもなくても平気、ぜんぜん困らない”というレベルのお店がたくさんある、ということです。“売れないお店”とは何らかの理由で“買い物行き先”として評価されていない・お客にとって“あってもなくてもかまわない”お店ですね。

 余談ですが、そういうお店が“売れないのは店前通行遼が少ないから”、“通行量を増やせ、住む人・来る人を増やせ”と真剣に要求しているのっておかしいですよね。
なかには“そうだ、そうだ”とけしかける専門家さんもいたりして。

 ということで、「店あまり」とはお客から見て“あってもなくても、ぶっちゃけ、ど~でも良い”と評価されている(というかそもそも評価さえしてもらえない)お店が多いと言うことですね。
もちろん、郊外立地の場合、こういうお店は速効つぶれますから、「余っているお店」の多くは商店街に立地しています。
商店街の中に、「業容の改革改善」に取り組むお店が出現して、真っ先にダメージを受けるのは、同じ中心市街地の同業のお店・おおくの人たちから「あってもなくても結構」と思われ、きわめて限られた固定客で細々と維持してきたお店です。直撃を喰らいます。

 商店街立地、繁盛再現を果たすにはそれくらいのことはあり得ることだと思っていないとダメです。
“仲良きことは美しきかな”、みんな揃って「廃業必至の道」を歩みましょうという人たちは、それはそれでいいのでしょうけど。

 店があり余っている、という現象はいつまでも続くわけではありません。自社物件であろうと、マルチインカムがあろうと売れない店・お客に「買い物行き先」として評価されないお店は必ず消滅していきます。
「代替わり」が出来ませんからね。
もちろん、おれは幸い若いから事業承継なんか関係ないし、という条件の人もありますが、そういう人は今度は「売れない」という問題への耐性がありません。

 ということで、「店あまり」という問題情況への対応は、「勝ち残り」です。まずは、現在の業種業態をベースにお金を掛けずに、改革・革新に取り組み、とりあえずアタマ一つ抜け出すこと。
「抜けだし」に取り組むなかで、業容転換(サイトで検索)のノウハウ、ハウツウを修得することが目標です。

 もの余り&店あまり、繁盛店づくりを目指す人はしっかり認識して置くこと。商店街の空洞化は、「もの余り」のお客に「もの不足」時代のノウハウで対応しようとしているところに起因しています。

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