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第三号要件

 中心市街地活性化法では、「中心市街地とはどこのことか」きちんと定義されています。この定義をしっかり理解しておかないと、「役に立つ基本計画」は作れません。
今さらながら、という気もしますがサイトで考えています。
その名もズバリ「今さらながらの中心市街地活性化」

 皆さんの都市における『基本計画』づくり、果たしてこのあたりについては論議されたのか、されなかったのか・・・?
もちろん、されていない、というのが大方の取り組みだったと思いますが、なかなか実効ある取り組みになっていない現状の遠因は、このあたりにもあるわけです。
 念のため、上の記事は一読をお奨めします。
反論や異論など歓迎します。特にご同業のプランナーさん各位には徹底した批判を期待しています。結構皆さんの仕事ぶりを念頭に置きつつ書いておりますので。

 さて、今日のテーマは第三号要件について。

第三号要件:当該市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することが、当該市街地の存在する市町村及びその周辺の地域の発展にとって有効かつ適切であると認められること。

 「効果波及要件」と言われるとおり。
平たく言えば:
①中心市街地が活性化したら、
②「当該市町村とその周辺」のすべての地域に
③それぞれの発展を促進する上で
④効果がある、それぞれの地域から見ても適切である
ということですね。

 第一要件及び第二号要件が、「状況要件」というか“○○という状況にあるところが中心市街地ですよ”という規定であるのに対して、第三号要件は、「方向要件」とも言うべきものでありまして、ここを活性化すれば、三号要件が達成される、ということは、
①何でもいいから中心市街地が活性化すればよい ではなく
②都市における「中心市街地としての在るべき機能」を増進・向上させる方向で活性化させる
ということが条件です。

 「賑わい」を作るために居住を増やす、集客機能を中心市街地に集中させる、といったお手軽施策は、果たして「三号y要件」に合致しているでしょうか?
折しも、少子高齢化、地区の空洞化などは、特定の地区を除けば非・中心市街地全域にわたって進展しており、けして中心市街地固有の問題ではないわけですが。
広域合併による被吸収地域の問題もありますし。

 ということで、「第三号要件」は、重要課題でありましてこれをクリアする方向と方法で「中心市街地活性化への道」を構想しないと、「市町村の中心」という機能を担う地区としての再生は出来ません。「中心性」を再構築できない中心市街地は、当該市町村及び周辺地域から見てあってもなくても何の不自由もない地域、ということになります。

「中心性の再構築」が出来ないと“何でいつまで経っても・出来もしない中心市街地活性化なのか”という非・中心市街地からの批判を免れることはできません。

 「法」の解釈に当たっては、背景知識が不可欠です。
条文解釈や先行事例の情報収集だけでは三号要件をクリアする『基本計画』は作れませんから。
イエ、作れるには作れるし、認定も得られるかも知れませんが、肝心の目的達成は不可能だということです。

 どういう予備知識が必要かということについては、サイトでこれまで縷々説明しています。

この情報、普及の価値あり、と思われたら
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  • Author:進化する売場研究会
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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