目標は「通行量増大」か「来街者増大」か

「通行量の増大」と一口に言いますが、ホントはもっと分析が必要です。
もやっとした取組ではいつまで経っても目標達成ができません。

□増やしたいのは、通行量か来街者数か。

 「通行量」だとして、
①目的不問、街なかを行き来する人数か
②ショッピング目的で来街、回遊する人数か?
欲しい通行者相によって増やす方法が変わります。

 商店街活性化において「通行量の増大」というとき、その目的は「経済活力の向上」ですから、増やしたい通行量は、「ショッピング目的で来街&回遊する人」ですね。
通行量の中身を無視すると、何でもいいから通行量を増やせ、ということになり、結果、通行量を増やすことがが出来ない、あるいは、通行量は増えたが活性化は出来なかった、という結果に終わります。日ごろ見聞するとおり。

商店街活性化の数値目標としての通行量の増大とは、〈ショッピング目的で来街&回遊する人〉を増やすこと。
必要な事業に色々取り組み、その結果として実現する〈通行量の増大〉を目標に掲げるわけですから、取り組む事業は〈住む人・来る人を増やす〉的事業とはほど遠いことになります。
 住む人、来る人を増やすことで数値目標を達成しても、商店街活性化の実現とは無縁の数値ですから、「取組の効果の発現は認められない」と評価されてしまうことになります。

このあたりは、中活・基本計画のプラニングで重要なこと。通行量を〈住む人来る人〉で増やそうとすると、総務省レビューの指摘通りの結果となるわけです。

□通行量増大のために取り組むこと

 さて、中心市街地活性化では『基本計画』に掲げられている、「数値目標:通行量の増大」の上位目的は「経済活力の向上」です。そのために取り組むべき事業が『基本方針』第七章に例示されていますが、高度化事業を筆頭にほぼ「商業の活性化」のための事業一色、即ち通行量の増大―経済活力の向上が商店街活性化と密接に連続していることが見て取れます。
各種の商業活性化関連の事業が列挙されているなかで、明示されていないのが「売れる売り場づくり」。画竜点睛です。

 「経済活力の向上―通行量の増大」という上位目標を実現するために取り組む「通行量の増大」ですから、取組はショッピング目的の来街訴求、得意客創出、回遊促進のための事業が中心にならないといけない。とりわけ、商業機能活性化の核心要素である「売れる売り場づくり」が不可欠になります。論理的な帰結です。

 目標が達成出来ないのは「通行量」の意味を誤解したうえで取り組む事業を企画していたからでは?
そうと知ったからには「売れる売り場づくり」に進路を取るべき。

「売れる売り場」を増やさないと通行量の増大は実現できない。
このことが周知されると、経済活力の向上―商店街活性化が現実の個店経営の自助努力と直結した目標になります。売れる売り場づくりの重要性、核心性は他の事業では代替できないことを了解したらさっそく行動開始ですね。

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