商店街施策の検討

 中小企業庁では、商店街活性化施策の改革を図るため民間有識者を糾合して「新たな商店街施策検討会議】を発足しました。

 第一回会議における中小企業庁指導支援部長さんの挨拶を一部引用します。
引用スタート****************************************
私を初め、今の商店街政策がこれでいいかどうか非常に自信がない、時代の変 化にどうやってついていったらいいかというのを大変悩んでいるところでございます。簡単な解はないのだと思いますけれども、それにしても、いろいろな制約の中で私どもがやっている商店街政策が有効でないかもしれないと、そういう恐怖感が非常に強くござ います。どうしたらいいだろうかということを、文字通りの意味で勉強、検討していかなきゃいけないと思って、お集まりをお願いした次第であります。
i引用エンド*****************************************

 商業課長さんによる問題提起:
引用スタート***************************************
○籔内商業課長
 それでは、まず資料2について御説明させていただきます。
資料2は、本検討会の開催の趣旨と、それから、皆様において検討していただきたい内容でございますが、まず、新たな商店
街政策の在り方検討会の開催につきまして、問題意識でございます。

 商店街を取り巻く環境というのは、よく言われておりますが、人口減少、少子高齢化など、商店街外の要素と、経営者の高齢化、人手不足など商店街内の要素の両方から、現在大きく変化しております。
小売業の事業所数は近年大きく減少しており、この環境の中で 事業を継続していくためには、地域に「求められる商店街」であり続けることが必要だと考えています。

 地域が変わっていくのであれば、それに合わせて商店街も変わっていかな ければならないのではないか。
また、商店街に立地する主な業種であります小売業、飲食サービス業の労働生産性は他の業種に比べ低い位置にあり、「稼げる商店街」になるためには、まず各個別の個店ごとに積極的な設備投資やIT化など、従来のやり方を変える、攻めの取組を進める必要があるではないでしょうか。
 しかしながら、商店街の多くは衰退を感じ、問題点を意識しながらも、客観的な状況分析を行って自ら対策を講じるまでには至っていないというのが、大部分の商店街の実態であります。

 これまで、国は商店街活性化のために、法律、補助金、税制、政策金融など、様々な行政資源のアプローチを試みてきました。しかし、これらのアプローチをもってしても、国だけでは全国の商店街全てに支援策を届けることは難しいことであります。より商店街に近い存在である自治体や、例えばまちづくり会社、商工会といった関係機関との連携が必要不可欠であります。
 特に、基礎自治体は、地域経済の中で商店街が担うべき役割を考え、 商店街とともに地域をつくることができる存在であり、重要な役割を担っていると考えているところでございます。
しかしながら、国も地方も財政的支援には限界があり、これからの商店街活性化のためには従来の政策手法とは別の、民間主導の商店街再生の検討であるとか、支援策のカネからチエへの転換、商店街とは別の、商店街を構成する個店同士のネットワークの構築による新たな連携体づくりの模索など、既存のアプローチにはない新たな手段を考える必要が 出てきているのではないでしょうか。
 こうした状況を踏まえ、既存のアプローチに捕らわれず、地域の経済循環の中心となり 得る商店街を生み出す新たな商店街政策の在り方を検討するため、本検討会を立ち上げることといたしました。

 検討内容でございますが、まず皆様に御議論いただきたいのは、
(1)商店街の必要性。
 地域における商機能の担い手が商店街である必要は何なのか。
地域内で経済を循環させ、 また、将来にわたって地域の買い物機能を維持するためには、どのような主体が商機能を 担うべきなのか。

(2)求められる商店街。
 今後、地域に「求められる商店街」はどのような姿になっていくのか。
また、商店街が求められる姿に変わるためには、どのような取組を行えばよいの か。

 次のページでございますが、

(3)稼げる商店街。
 商店街と商店街内に立地する個店の 両方がきちんと利益を上げ、事業を継続していける環境を確立するには、どのような取組 が必要か。
また、

(4)あるべき支援の姿。
 商店街の活性化のためには、今後どのような支援策を採るべきか。また、どのような支援体制が効果的か

 といった点について、各委員の皆様に御議論いただければと思っております。
引用エンド************************************

検討会のテーマ:
1.商店街の必要性
2.求められる商店街
3.稼げる商店街
4.あるべき支援の姿

という取組です。
※我々が目指す、「キラリ―売れる売場づくりが牽引する商店街活性化」がそっくり該当しますね(^_^)

 ローマは一日にして成らず、商店街活性化は一過性事業の繰り返しで成らず

商店街活性化の可能性が最高潮に達していたのは、整備改善活性化法、すなわち改正以前の中心市街地活性化法当時。
【中心市街地所在の商店街等の商業集積群を一個のシショッピングモールに見立てて再構築する】
という方向とTMO体制というスキームが提供されました。
武運つたなく挫折した経緯については、当ブログで検索するとその一端が理解されます。

その後、TMO体制に変わる「商店街活性化=商業集積としての再構築」は提唱されていません。

検討会で新しいスキームの必要が逓減されるのか、それとも全く新しい方向の政策が提案されるのか、これからの検討の結果次第です。

一、二回の議事録を見た限りでは、自己紹介、持論の発表、第三回からが本論ということでしょう。

コメントの投稿

非公開コメント

有限会社クオールエイド
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
ご案内
こちらは、コンサルタント・ファーム、有限会社クオールエイドのホームページの別館です。 商店街・中心市街地活性化関係の業務を中心に展開しています。 ご利用法について。 当ブログには、当該部門について、他では入手困難な情報をたくさん提供しています。 「ブログ内検索」で抽出、ご利用ください。 各種掲示板、ホームページ過去記事などは左欄の目次からアクセスできます。 引き続きよろしくお願いいたします。
プロフィール

有限会社 クオールエイド

  • Author:有限会社 クオールエイド
  • 【キラリ輝く繁盛店づくり】
    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
ブログ内検索
アクセスカウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
月別アーカイブ