商店街活性化 最後の選択

あらためて「商店街活性化の七不思議」、総務省の「地域活性化に関する行政評価監視報告書・中心市街地活性化基本計画」を考え合わせると、分かること。

 総務省レビュー:『中心市街地活性化基本計画』の数値目標未達、取り組みの効果が発現しているとは認めがたい。
これは、「七不思議」的な取り組みの当然の帰結では無いでしょうか?
活性化という冠をかぶった事業に取り組みはするものの、活性化を定義していないため。事業の結果として何を実現したいのか、そのために事業はどのように組み立てるべきか、といった作業がほとんど行われないまま、個々の活性化事業が自己目的的に取り組まれている。結果不問、先に取り組んだどころが先進事例として、支援制度が立ち上げられ、全国に「普及」する。

事業の目的は事業終了後に事業の外に現れなければならないのですが、「何を残すのか」目標が設定されていないために、例えば【通行量】と言った数値目標を立てても、通行量が本当に増えるような取り組みが企画されることは無いので、事業が終了しても通行量は増えません。おそろしいことに、商店街活性化事業というのはそういうもの、成果が挙がらないものだ、それで良いのだ、という気運が蔓延している。

さらに、「通行量増大」を目標に掲げた事業の場合、数値目標を達成したら、そのとき商店街に何が起こるのか、増えた通行量が商店街の買物客になってくれるのか、買物客になってもらうには何に取り組むべきか、ということは全く考えられていない。信じられない幼稚な計画が取り組まれている。
どうしてこういうことが起きているのか?

参照 :【商店街活性化の七不思議】
2001年の当社ホームページの記事ですが、15年以上というのに、この七項目は今現在も継続されています。
この状況について、警告を発しているのは我々だけ。他に誰もいません。

このとは何を意味するのか?

現在取り組まれている活性化事業、活性化計画は、すべて【七不思議】を当然のこととして、その上で企画された取り組みであり、計画だということです。
2001年当時、我々が「商店街が活性化出来ない原因」として指摘した【七不思議】が今もなお、商店街活性化の「常道に」なっているのですから、いくらお金を掛け、時間を掛けても活性化出来るわけが無い。

商店街が【商業集積として生き残る】ために使える時間は極めて少なくなりました。
引退の時期を迎えているいわゆる【団塊の世代(+)】が経営する後継者の無い店が次々に廃業していく時が到来しています。
商店街によってはここ2,3年が商店街活性化に使える最後の時間、というケースもあると思います。
経営者の引退が、即廃業、空店舗の増大につながる、そういう店舗が結構あるという商店街は、地方都市には少なくないと思います。「小売業は生涯現役」とはよくいわれる言葉ですが、退出時期を迎えているお店には是非ここでもういちど頑張ってもらえる商店街として活性化を実現できる企画を打ち出すべきでは無いでしょうか?
そのために「タウンマネジメント」を導入した中心市街地―商店街も多いはずです。

そういう条件が無い、比較的条件に恵まれている商店街が、将来も持続する可能性を持っているかと言えば、こちらもきびしい。
【七不思議】を前提に運営されており、根本的に商業集積としてのあり方を模索し、【仮説―試行】として取り組んでいく、という基本姿勢が欠けていれば、内外の環境の変化に対応する力が蓄積されていません。

商店街は、これまでの【七不思議】を前提にした「街に不足しているものを付け加える」という【加上主義】に訣別、商業集積として持続可能なあり方を目指して主体的に変化していく、という取り組みに変わっていく最後の機会が訪れています。
新しい「活性化への道」として、我々が提案しているのが
スタンプ事業再生プロジェクト
です。
スタンプ事業の担い手である各売り場を【売れる売場】に転換することを通じて、スタンプ事業―商店街の全体を活性化する、これまでに無い取組の提案です。

衰退趨勢に陥っている商店街を活性化するためには、趨勢から脱出するための事業=【乗り物】が必要です。
我々が提案するスタンプ再生プロジェクトとは、商店街活性化の【乗り物】としてスタンプ事業を再構築すること。

七不思議を抱いたまま、商店街を消滅させるのか、【乗り物】を調達して脱出するのか、商店街内部の事情から最後の選択の時だと思います。
当社は、現状から脱出するための【乗り物】としてのスタンプ事業再生を全面的に支援します。
目標は、加盟店の【売れない売場を売れる売場に、お金を掛けず、短期間で転換する】という誰もが「できたらいいな」と考えることを実現する取組です。

繰り返しますが、商店街が活性化の実現に使える時間は本当に限られています。
是非活性化への道を進んでいくための【乗り物】の選択をお奨めします。

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Re: さすがにちょっと

> 誤字脱字誤変換が、多くないですか?

ご指摘ありがとうございます。
校正しないままアップしていました。
さっそく訂正しました。
済みませんでした。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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