中小小売業の競争力の根幹

中心市街地活性化の取り組みでは、『中心市街地活性化基本計画』を作成し、経産大臣の認証をもらって推進します。
数値目標を設定して達成を目指すのですが、計画期間を終了した④全計画が目標を達成出来なかった、ということで話題になりました。

中心市街地活性化の枠組みは、『中心市街地活性化法』と『基本方針』で作られています。関係者必読ですが、読んでいる人は少なく、理解している人はもっと少ない(kiki絵文字^_^)
興味がある人はネット検索で入手可能です。

『基本方針』には、その名の通り、各種の事業について取組方の基本が述べてあります。これに基づいて基本方針を作るわけですね。

商店街活性化については、第七章「経済活力の向上に関する事業及び措置について」というところにいろいろ書かれています。

そのなかに「中小小売商業者の競争力の根幹は、業種揃え・店揃えの最適化である」と書かれています。
この最適化の取り組みが十分に行われず、専ら市街地の整備やイベントなどの「周辺事業」に集中したのが商店街が活性化出来ない原因である・・・とも。
その割に各地の基本計画ではこの『競争力の根幹」の強化については全く触れられていないという奇妙なことが起こっています。
基本計画の作成にあたったプランナーは基本方針をちゃんと読んだのかどうか、疑問です。
そのことはともかく。

 「業種揃え・店揃えの最適化」とは、伝統的な商店街で欠けている業種の店を誘致しよう、ということではありません。商業集積間競争が激化しているなかで商店街がショッピング目的で来街してもらうには、商店街の個店の多くが「わざわざ出かけて来るに値する売り場」を作っていることが必要だ、ということです。ちょうどショッピングモールのテナント群がそうであるように。
こんな立派な方針を打ち出している国がどうして一方で「通行量の増大」を熱心に進めるのか謎です。

さて、ここからが本論(kiki絵文字^_^)
「業種揃え・店揃えの最適化」を実現するには、商店街の各個店の店づくりが〈最適化〉されており、かつ、それが維持出来るようになっていることが前提になります。
各個店の売り場がきちんと出来ていなければ、「店揃えの最適化」は実現出来ません。
したがって、『基本方針』は次のように書かれなければならない。

〈商店街の競争力の根幹は、立地する中小小売業者による業種揃え・店揃えの最適化である。これを実現するため、商店街活性化では、個々の店舗の売り場の「売れる売場、管理可能な売り場」への転換が最優先課題である〉

如何ですか。
売れる個店・売り場が出来ていなければ、どんな事業に取り組んでも商店街が活性化することは出来ません。
この文章、是非皆さんの商店街の合言葉にしてください。

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