商店街活性化の難しさ

当ブログはタイトルのとおり「商店街活性化への道の歩き方」を考え、実践するためのツールです。
最近よく考えるのは、「商店街活性化」という関係者の間で使われている言葉について。
商店街を活性化するには、
「商店街活性化」とは商店街がどうなることか? という言葉の定義をして
「活性化を実現するために必要な条件」を列挙して
「各条件を実現するための目標(複数)」を設定し
「目標を実現するために取り組む事業(複数)」を企画し、
「事業相互の関係を勘案しながら取り組みの順序」を決定する
ことが必要です。
この全体をストーリーにまとめると「商店街活性化の計画」になります。

このような計画を作るためには専門的な知識・技術が必要です。
1.商店街で起きている問題状況を「商店街活性化」にまとめること
2.活性化を下位条件にブレイクダウンすること
3.それぞれの条件を上位目的の下で実現する施策を考えること
問題解決、計画立案に必要な知識、それにもちろん、商業理論も不可欠です。

ところが実際に取り組まれている商店街活性化の取組は、上記のような問題解決のための手続きを無視して取り組まれています。必要な理論も装備されていません。

よく設定されている活性化の数値目標:通行量の増大について考えて見ましょう。
この数値目標は、上位目的である「商店街活性化」の実現とどのような関係にあるのか?
関係者で明らかにしている人は、大学の先生、プランナー、コンサルタントなどを含め一人もいません。
理論無き、定義無き商店街活性化、これが今現在取り組まれている商店街活性化の正体です。
したがって、活性化のため、といいながら取り組まれる事業が、商店街活性化の実現とどんな関係にあるのか、説明されることはありません。
通行量が増えると、なぜ商店街が活性化すると言えるのか?
説明をしている専門家は一人もいないのです。

そもそも「商店街活性化」という言葉の定義も共有されていませんからね。

この状態が40年にわたって続いていますから、この後、商店街活性化が定義され、活性化実現の道が決定され、計画される、という状況が生まれることは大変難しいと思います。
理論と技術をどこで入手するのか? 市販されていませんからね。

商店街活性化を「まちづくり」と言い換えている流れはもっと難しい。
商店街活性化を定義する知見を持たない人が「まちづくり」というもっと抽象的な言葉に言い換えると、取り組みは、さらに「何でもあり」になってしまいます。

総務省の【中心市街地活性化基本計画に関する行政評価監視報告書(平成28年7月)】によれば、計画期間を終了した全国44都市の基本計画のすべてが「数値目標未達、取り組みの効果が発現しているとは認め難い」と評価されました。
これは大変なことです。
ご承知のとおり、認定基本計画は、「一号認定」と言われる青森、富山両市の基本計画を下敷きに作られています。
今回、44都市の計画が「効果無し」と評価されたことは、他の都市の基本計画もおなじれべるにあるということ、さらに、基本計画に掲げられている各種事業は、多くの商店街で活性化事業として取り組まれているものがほとんどですから、祖婦無償の評価は、「従来取り組まれて来た商店街活性化のための事業は効果が無い」と評価しされたも同然です。

この状況をどうすれば突破出来るのか?
これまでの取り組みはなぜ活性化を実現出来なかったのか?

当ブログを愛読いただいている皆さんには分かりきったことですが、これまで何の疑問も感じること無く、従来型の事業に取り組んで来た皆さんが、正しい「活性化への道」に立ち戻ることは極めて難しいと思います。
果たしてこれから理論や技術を修得して活性化への道を切り開くことが出来るでしょうか?

「商店街活性化」を定義すること無く、っじぎょうに取り組み、失敗を重ねたあげく、「まちづくり」と呼び方を変えて、さらに多種多様な取り組みを試行して現在に到っているわけですが、本気で商店街を活性化したいなら、既存個店群の売上不振に陥っているウリ、「売れない売場」を「売れる売場」に転換するという具体的な取組に着手する以外にありません。

これまで散々取り組んできたかのように思われていますが、商店街組織の事業活動として取り組まれているのは、当社が提唱する「キラリ輝く繁盛店づくり」だけです。
他で全く取り組まれていないし、もちろん、基本計画その他で取り組みを計画しているところもありません。
逆説的に考えると、個店の「売れる売場づくり」の理論と技術、方向と方法が分からないから、仕方なく効果の発源しない各種事業が取り組まれているのかも知れません。
通行量を増加して商店街を活性化する、という取り組みは、「通行量が増えれば売れない売場が売れるようになる」と言っていることになりますが、本当にそんなことが起きるでしょうか?

商店街活性化、これまで通りの取り組みでは絶対に実現出来ません。
なぜそう言い切れるか?
いくら通行量が増えても「売れる売場」は出現しないからです。

当社fが提唱する「スタンプ事業の再生を「乗り物」にした繁盛店づくりは、唯一の商店街活性化への道ですが、趣旨に賛同してチャレンジする商店街が登場するものかどうか。

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    お客に見える店づくり―見える化をテーマに【個店の繁盛】から【商店街活性化】、【中心市街地の商業集積としての再構築】まで一貫した取組を支援します。
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