中心市街地の通行量(客相区分)

 商店街・中心市街地活性化の数値目標として良く取り上げられる【歩行者通行量】ですが、なかな目標達成が難しい様です。
また、達成した場合もその結果として通りが賑やかになったという実感がない、という例もあるようです。

 数値目標として一括される通行量、実は通行する目的によって大きく四つに区分することが出来ます。
中心市街地の通行量 客相による区分

 このうち、中心市街地の賑わいを創出するのは、遊歩客相:ショッピングやレジャーを目的に来街している人たちです。
他の客相はそれぞれの目的を果たすために「通行」しているのであって、「遊歩」しているわけではありません。
これを一緒くたにして頭数を算える、例えば非・物販の集客施設を作れば(文化施設など)、確実に歩行者数は増えます。
しかし、この施設への来街者の通行は施設への往復ですから、遊歩客相でありません。
遊歩客相以外の通行量が増えても街の賑わい―経済活力の向上にはつながりません。

この人たちが遊歩客相に転化してくれると、賑わいにつながります。施肥転化してもらいたいものですが、そのためには条件があります。街が遊歩客相で賑わっていることです。すなわち、街が遊歩目的で来街した人たちで賑わう、祖言う魅力を持った通りで無いと、他の用事で来街、通行している人が遊歩客相に転化することはありません。

したがって、活性化の数値目標:「通行量の増加」は回遊(遊歩)客の増加、賭して実現しないと本来の目標達成につながらない可能性があります。

「遊歩」は時に「グレイジング」とも表現しています。
放牧されている家畜がのんびり草を食べては歩き、また立ち止まっては草を食べる、というのがグレイジングです。
商店街の場合、グレイジングとは売場を回遊すること、です。
通りを歩くだけではありません。
通りを歩いていると、魅力的な店が眼に止まり、思わず入ってショッピングを楽しむ、これが回遊という言葉の真に意味するところ、グレイジングです。

 商店街活性化は、難しい様でやさしい、やさしいようで難しい仕事、言葉の意味についてはしっかり理解した上で使い粉sわないと数値目標は達成したが賑わいの実感はない、という困った結果になってしまいかねません。

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