政府には、なぜ中心市街地―商店街活性化が必要か

ツイッターで書き、まとめたものを若干補正してアップします。

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商店街は重要な地域経済の担い手だから活性化しなければならない、とは各方面の常套句だが、
①地域経済をどう担っているのか、
②衰退するとどういう不都合が起きるのか、
の説明は誰もしていない。

 商店街―中心市街地が空洞化すると何が起こるか?
端的に言えば、独立自営・地場・中小小売業・それらが集積する商店街は、域内―国内経済循環の担い手、機能が衰退すると経済循環が損なわれる。

  地方都市の商店街空洞化(=地場独立自営中小小売商業の衰退)の背後で起きていることは
1.卸売業、卸団地の空洞化
2.消費財 産地、メーカー業界の空洞化
3.消費財産業用機械メーカー業界の空洞化
4.国内消費財産業に対するサービス産業の空洞化
伝統的に中小企業が担ってきた消費生活関連産業の構造変化が進展している。
全分野での中小企業の衰退の代替は国内大企業と外国産品。
その結果は列島消費財産業の空洞化。 これが商店街―中心市街地活性化の結果起きていること。

 かって商店街が担っていた地域の生活に対する消費財の提供機能は進駐小売業に取って代わられた。
ものの流れ方が変わればお金の流れ方も当然変わるわけで、所得―消費―所得というお金の域内循環は、損壊趨勢に入って久しい。所得として家計に入ったお金は、進駐小売業の売場を経由して域内を環流すること無く流出する。

  国が借金して地方にばらまいても進駐小売業の売場経由でチェーン本部~金融機関が回収、お金の流通から消滅する。
国の借金が地域経済における経済活力の向上に結び付いていない。

  国の借金が域内経済循環の再構築に機能していない、というのは大変ですよ。
借金が問題ではなく、借金が「経済活力の向上」を実現していないことが大問題。
借金の使い方に問題がある、というように見えますね。
商店街から眺めると。

例えば、商店街活性化の推進に補助金を投入すると・・・
①国の支援制度を活用して事業に取り組んだ結果、
②各個店の経済活力の向上が実現し、
③長年課題である店舗・設備の更新投資のための信用基盤が賦活する
④金融機関からの融資→投資による域内資金流量の増加
⑤域内経済成長の実現
という所期の成果が得られていない。
 つまり、「商店街における経済活力の向上」が実現しておらず、活性化事業が国の経済成長にほとんど寄与していないのではないか。
地方における経済循環の向上は国家的課題なのでしょうが。

 商店街が活性化すれば、域内所得―消費循環の再構築、経済活力の向上による域内資金循環量の増加が実現する。同時に
前掲の国内消費財産業全体の活性化が進展する。絵に描いたような都市内経済成長―GDP構造の転換、成長が実現する。
これが政府が商店街活性化に取り組むべき根拠では無いでしょうか。

 目標数値を設定して取り組まれていますが、目標は達成できず、全般的に効果発現が見られない(総務省レビュー)のは大問題ですね。

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