商店街の錯誤

某市商店街振興組合連合会における商店街活性化についての会議

①魅力のある店が不足している
②みんな努力してもっと魅力的な店にしょう
③全員賛成 
④しかし、今の通行量では何をやっても効果は無い
⑤そうだ、まず通行量をふ やそう、個店の取組はそれからだ
⑥そうだそうだ
ということでさらに注力される集客イベントです。
賑わい創出、コミュニティの担い手、補助制度は充実しています。

ところが。
イベント目的、イベントを楽しむ人は大勢集まってくれるのですが、イベントが終わると皆さんさっさと帰ってしまいます。
翌日、翌々日はどうかと言えば、ご承知のとおり、まるっとイベント前日の風景に戻ります。
通行量、回遊客はほとんど増えません。
通行量が増えなければ,増えたら取り組むつもりの「個店の改革」は手つかずのまま。
イベントを何十回取り組んでも、企画を変えても同じでことの繰り返し。

恐ろしいことにそのうち初心の「売場の改革が必要、通行量が増えたら改革しよう」は忘れてしまって、通行量が増えれば活性化する,という話になってしまいました。
もちろん、そんなことは実現するはずがありませんから、成果が挙がらないまま、今では当初の目的はすっかり忘れて、漫然とイベントだけが続けられている・・・。
もちろん、魅力ある個店づくり;売場づくりという話はまったく聞こえなくなっています。

この状態で、環境の変化を「事業機会」にすべく、いろんな補助制度が作られ、提供されます。
しかし、肝心の各個店の売場の容態がお客を納得させられません。

いつまで経っても繁盛店づくりは始まらない。
数値目標も立ててはいるものの、誰も気にするものはいない。

という状況が総務省の行政レビューの背景にあるわけですが、この状況からどう脱却していくのか。
当社は「活性化への道」の入口を提案していますが、果たして入口までたどり着き、首尾良く取組を軌道に乗せることが出来る商店街―中心市街地がいくつあるでしょうか。

「通行量の増大」に取り組んでいる間に商店街の内部にも亀裂が入っています。
繰り返される集客イベントに黙って参加する人、背を向けている人。
事業機会を利用しようという意欲を持った商店街には集中した支援を行う、ということですが、受けた支援で魅力のある店づくりが進むことはありえません。そういう機会にしようと事業に取り組んでいるわけではない。
結局、事業が終わればもとの木阿弥、もちろん商店街の亀裂は深まり、個店の再生への道は閉ざされたまま。

商店街の現状は、何かを追加する事業に取り組むことで活性化することはありません。
取り組むべきことは、各個店の売り場を堪能出来る家ものの場に変えるチャレンジ。
これ以外に商店街活性化への道はありません。

現状から全員一致で立ち上がるには条件が厳しくなっています。
まずは、有志が先行して取組、成功事例を作って普及していく、というかたちで無いとスタートが難しい。
【有志が手を挙げて取り組む組合事業】という形ですね。
もちろん随時門戸は開いておき、遅れての参加も随時可能にする。

全員で意志決定して、有志先行で取り組む組合事業、覚悟を決めないと最後のバスが出ていきます。

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