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中心市街地活性化的専門家

 「中心市街地活性化」関係の専門家とはどういう人たちか?

 もちろん、多岐に渡っておりまして、ざっと考えても
①〈理論〉を研究・開発・提供する人
②〈理論〉をもとに実践のありかたを創造・提唱する人
③実践を指導・支援する人
④実践の推進を指揮する人
などがひとくくりで「専門家」と呼ばれています。

 ①の専門家が従来提案してきた「活性化論」がほとんど挫折している現状で、③や④の立場・実務の推進にあたる専門家は、範囲も量も文字通り“とてつもない”仕事を背負うことになります。

 実効的「活性化理論」が提供されていないということは何を意味するのか? 
荏苒提供されるのを待っているわけには行きません。状況が切迫しているなかで、②や③の専門家さんが自分で論を立てなければならないわけですが、「理論を立てる」という仕事は、「自論を立てる」だけではなく、「他の論が成立する可能性」も検討し、かつ、それらを批判して、「自分が立てた論」の実効性・優位性を証明しなければならない。

 本来、②さんの仕事は、提供されている複数の①的業績の中から、自分がもっとも適切だと考える「理論」を選定して、その理論に基づいて特定の状況における「活性化への取り組み」のありかたを構築・提案することですが、実効的な①が見あたらない状況では、②段階の専門家で自分の仕事にマジメに取り組もうとする人は、①的作業をみずから行わなければならない。
一人二役ですね。ですよね?
①の理論を扱う専門家というのは、②的経験の蓄積でなんとかなる、というものではありませんから大変な無理難題です。

 次に。
③的専門家さんの本来の仕事は、複数提案されている、②レベルの専門家による提案を比較検討・選択して実践する、④レベルの専門家の仕事を支援・指導すること。
中心市街地活性化の現場の取り組みを支援する人たちのことです。

 実際には①及び②レベルの専門家の成果を調達・加工して、④さんに提供するという仕事を含んでいますが、①、②的レベルの提案が見あたらない・提供されているが気に入らない、という状況では、③的専門家さんは④的専門家に対して、①及び②を“みずから制作し”かつ、③的レベルに加工して提供しなければならない、という仕事を要求されます。
現状、「活性化アドバイザー」各位に求められているところですね。
この人は一人三役をこなさなければならない。

 さて、こういう状況において、そういう各級専門家に巡り会うことが出来ない④段階の専門家さんは大変です。彼は、
①〈理論〉を研究・開発・提供する人
②〈理論〉をもとに実践のありかたを創造・提唱する人
③実践を指導・支援する人
④実践の推進を指揮する人
という役割を一人で担わなければならない。
一人四役ということですが、これが「タウンマネージャー」さんや彼を中心に実践を推進する個別都市段階の担当者各位が直面している問題情況における仕事ですね。

 もっともこの“とてつもない”問題に直面しているのは、「中心市街地の活性化」の推進には、本来、4つのレベルの「専門家」的仕事が必須だ、ということを理解している人たちだけ、ということですけどね・・・。


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